猫の謎の器官「ヘンリーのポケット」とは?耳にある不思議な構造の正体
2026年3月7日

猫の耳の付け根あたりに、小さな袋のようなヒダがあるのに気づいたことはありませんか?
「これって何?」「腫れている?」「病気じゃないの?」と不安になり、検索してたどり着いた方も多いはずです。
その正体は、ヘンリーのポケットと呼ばれる、猫特有ともいえる不思議な器官。
見慣れない形から“謎の器官”とも呼ばれますが、実は多くの猫に普通に見られる構造です。
この記事では、ヘンリーのポケットの正体・役割・病気との見分け方まで、初めて知る方にもわかりやすく解説します。
目次
- 1.ヘンリーのポケットとは?
- ヘンリーのポケットの場所と見た目
- なぜ「謎の器官」と呼ばれているのか
- 2.ヘンリーのポケットはどんな猫にもある?
- 子猫にも見られる?
- 品種による違いはある?
- 3.ヘンリーのポケットの役割とは?
- 有力とされている説① 音を感知する補助器官説
- 有力とされている説② 耳の可動域を広げるため説
- 実ははっきりとはわかっていない現状
- 4.ヘンリーのポケットは病気や異常なの?
- 基本的には病気ではない
- 注意が必要なケース
- 5.ヘンリーのポケットと間違えやすい症状
- 耳血腫との違い
- 外耳炎との見分け方
- しこり・腫瘍との違い
- 6.飼い主がやってはいけないNG行動
- 無理に触る・引っ張る
- 自己判断で薬を塗る
- 「汚れ」と思って掃除する
- 7.動物病院に相談すべきタイミング
- 受診を検討した方がよいサイン
- どんな診察をされる?
- まとめ|ヘンリーのポケットは猫の個性のひとつ
- よくある質問(FAQ)
- Q1. ヘンリーのポケットは成長すると大きくなる?
- Q2. 片方しかないことはある?
- Q3. 犬にも同じ器官はある?
- Q4. 触っても猫は痛くない?
1.ヘンリーのポケットとは?
ヘンリーのポケットの場所と見た目
ヘンリーのポケットは、猫の耳(耳介)の下部外側にある、
-
小さな袋状
-
ひだのように見える
-
やわらかい
といった特徴をもつ構造です。
左右両方にあるのが一般的で、毛の長さや耳の形によって目立ち方が異なります。
なぜ「謎の器官」と呼ばれているのか
ヘンリーのポケットは、存在は確認されているものの、明確な役割が完全には解明されていないため、「謎の器官」と呼ばれています。
正式には「cutaneous marginal pouch(皮膚縁袋)」と呼ばれることもあります。
2.ヘンリーのポケットはどんな猫にもある?
子猫にも見られる?
はい。
個体差はありますが、子猫の頃から存在していることが多いです。
成長とともに耳が大きくなることで、目立つようになる場合もあります。
品種による違いはある?
基本的には多くの猫種に見られます。
ただし、
-
短毛種:比較的わかりやすい
-
長毛種:毛に隠れて見えにくい
といった違いがあります。
3.ヘンリーのポケットの役割とは?
有力とされている説① 音を感知する補助器官説
猫は非常に聴覚が優れた動物です。
ヘンリーのポケットが、高音域や微細な音を感知する補助的な役割を担っているのではないか、という説があります。
有力とされている説② 耳の可動域を広げるため説
猫の耳は前後・左右に大きく動きます。
その柔軟性を支えるための構造的な余裕(可動域確保)という見方もあります。
実ははっきりとはわかっていない現状
どの説も「可能性」とされており、
決定的な役割はまだ解明されていません。
それも、この器官が“謎”と呼ばれる理由です。

4.ヘンリーのポケットは病気や異常なの?
基本的には病気ではない
結論から言うと、ほとんどの場合は正常な体の一部です。
腫れ・痛み・赤みがなければ、心配する必要はありません。
注意が必要なケース
以下のような症状がある場合は注意しましょう。
-
赤く腫れている
-
触ると嫌がる、痛がる
-
分泌物や強いにおいがある
-
急に大きくなった
この場合、別の病気が隠れている可能性があります。
5.ヘンリーのポケットと間違えやすい症状
耳血腫との違い
耳血腫は、
-
急に大きく腫れる
-
ぷよぷよして熱感がある
といった特徴があります。
外耳炎との見分け方
外耳炎では、
-
かゆみ
-
耳垢の増加
-
におい
が目立ちます。
しこり・腫瘍との違い
しこりは左右非対称だったり、硬かったりします。
左右対称で柔らかいのがヘンリーのポケットの特徴です。

6.飼い主がやってはいけないNG行動
無理に触る・引っ張る
デリケートな部位なので、刺激は不要です。
自己判断で薬を塗る
人用の薬や消毒液は逆に悪化させる可能性があります。
「汚れ」と思って掃除する
ヘンリーのポケット自体は汚れではありません。
掃除は不要です。
7.動物病院に相談すべきタイミング
受診を検討した方がよいサイン
-
急な変化
-
明らかな左右差
-
痛みや出血
どんな診察をされる?
多くの場合、視診・触診が中心で、必要に応じて検査が行われます。

まとめ|ヘンリーのポケットは猫の個性のひとつ
-
ヘンリーのポケットは多くの猫にある自然な構造
-
病気でないケースがほとんど
-
ただし異変があれば早めに獣医師へ相談
「謎の器官」と言われがちですが、
それも含めて猫らしさのひとつと受け止めて大丈夫です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ヘンリーのポケットは成長すると大きくなる?
成長に伴い耳が大きくなることで、目立つように感じることがあります。
Q2. 片方しかないことはある?
基本は両側にあります。片側だけの場合は一度相談すると安心です。
Q3. 犬にも同じ器官はある?
犬にも似た構造が見られることはありますが、猫ほど明確ではありません。
Q4. 触っても猫は痛くない?
通常は痛くありませんが、触られるのを嫌がる猫も多いです。
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