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猫が死ぬ前に見せる行動とサイン|痙攣や呼吸の変化、隠れる・トイレで寝る理由と、自宅で穏やかに看取る方法

2026年10月9日

穏やかに眠る老猫

猫の平均寿命は延び、15歳、20歳と長生きする子も増えてきました。長く一緒に暮らしてきたからこそ、「この子の最期にどう向き合えばいいのか」と不安に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

猫は体調の悪さを隠す動物といわれ、気づいたときには病気がかなり進んでいたということも少なくありません。死ぬ前に見せやすい行動やサインを知っておくことで、残された時間を大切に過ごし、心の準備をすることができます。

この記事では、東京・大田区でペット火葬と供養を行う大森ペット霊堂が、猫が死ぬ前に見せやすい行動とサイン、危篤のときの対応、自宅で看取るためにできることをご紹介いたします。体調の変化が気になるときは、まずかかりつけの動物病院にご相談ください。

猫が死ぬ前に見せやすい行動とサイン

隠れるようになった猫

すべての猫に当てはまるわけではなく、数週間かけてゆっくり弱っていく子もいれば、急に容体が変わる子もいます。次のような変化が見られたら、最期が近づいているサインかもしれません。

変化 見られやすい様子
食事 ごはんやおやつに興味を示さず、やがて水も飲まなくなる
行動 押し入れの奥や家具の陰など、暗く静かな場所に隠れる
見た目 毛づくろいをせず、毛並みがぼさぼさになる。体重が落ちる
呼吸 浅く速い呼吸、口を開けた呼吸、大きくゆっくりした呼吸
目 焦点が合わない、瞳孔が開いて黒目が大きい、まばたきが減る
体温 耳や肉球、手足が冷たくなる
排泄 トイレに間に合わない、トイレの中で寝る、失禁する
声 いつもと違う大きな声で鳴く、または鳴かなくなる
におい 口や体から、いつもと違うにおいがする

ごはんや水を口にしなくなる

大好きだったごはんやおやつにも興味を示さなくなり、やがて水もあまり飲まなくなります。猫は数日食べないだけでも体に大きな負担がかかるため、食欲の低下が続く場合は早めに動物病院へ相談しましょう。

静かな場所に隠れる・いなくなる

「猫は死に際に姿を消す」といわれるのは、体調が悪いとき、身を守るために人目につかない場所でじっと回復を待とうとする習性があるためです。隠れているときは無理に引っ張り出さず、近くに毛布や水を置いて、そっと様子を見守ってあげましょう。

呼吸が変わる

猫はふだん口で呼吸をしない動物です。口を開けて呼吸している、お腹を大きく動かして苦しそうに息をしている場合は、体がとても苦しい状態のサインです。最期が近づくと、間隔をあけて大きく息を吸い込むような呼吸に変わることもあります。

目つきが変わる・まばたきをしない

目の焦点が合わず、ぼんやりと一点を見つめるようになることがあります。瞳孔が開いて黒目が大きく見えたり、まばたきが少なくなったりするのも、意識がもうろうとしてきたときに見られやすい変化です。

トイレで寝る・失禁する

きれい好きな猫が、トイレの中でじっと寝ていることがあります。体がつらく、トイレまで行き来する力が残っていない、ひんやりした場所で休みたいなど、理由はさまざまだと考えられています。足腰に力が入らず、寝床で排泄してしまうこともあります。

いつもと違うにおいがする

慢性腎臓病が進むと、体にたまった老廃物のために、口や体からアンモニアのようなにおいがすることがあります。体を清潔に保つことが難しくなることも、においの原因になります。

こうしたサインが見られても、すぐに最期を迎えるとは限りません。気になる変化があれば、獣医師に相談しながら、その子のペースに合わせて過ごしましょう。

死ぬ前に痙攣が起こったら

猫が亡くなる前に、体をけいれんさせたり、体を反らせてのけぞるような姿勢になったりすることがあります。腎臓や肝臓の働きが低下して体に老廃物がたまったときや、脳に障害が起きたときなどに見られることがある症状です。

目の前で痙攣が起こると慌ててしまいますが、次のことを心がけてください。

  1. 落ち着いて、周りにぶつかりそうな物があればどける
  2. 口の中に手を入れたり、無理に押さえつけたりしない
  3. 続いた時間を計り、可能であれば動画で記録する
  4. 治まったら、すぐにかかりつけの動物病院に連絡する

痙攣が長く続く場合や、何度も繰り返す場合は、夜間でも救急の動物病院に相談しましょう。痙攣を抑える薬で症状をやわらげられることもあります。

危篤のときにできること

呼吸が大きく乱れ、呼びかけにほとんど反応しなくなったら、危篤の状態かもしれません。かかりつけの動物病院に連絡し、病院へ連れていくか、自宅でこのまま見守るかを相談しましょう。

自宅で見守る場合は、やわらかい毛布にくるんで体を温め、やさしくなでながら、名前を呼んだり「ありがとう」と声をかけたりしてあげてください。耳は最期まで聞こえているともいわれます。体が濡れていたら、そっと拭いてあげましょう。

高齢の猫に多い病気と経過

動物病院への相談

病気 主な症状
慢性腎臓病 水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、体重が減る、食欲が落ちる
甲状腺機能亢進症 よく食べるのにやせる、落ち着きがない、嘔吐
腫瘍(がん) しこり、体重減少、食欲低下など部位によってさまざま
心臓病 呼吸が速い、疲れやすい、急に後ろ足が動かなくなる

特に慢性腎臓病は、高齢の猫に非常に多い病気として知られています。腎臓の働きは少しずつ低下していくため、長い期間をかけて治療や食事療法を続けるケースも少なくありません。

治療を続けるか、緩和ケアに切り替えるかは、とても悩ましい判断です。猫の年齢や体力、性格、ご家族の状況を踏まえて、獣医師とよく相談しながら決めていきましょう。老衰で歩けなくなった猫のケアについては、猫が老衰で歩けない状態に…飼い主が最期にできることは?もご覧ください。

自宅で看取るときにできること

自宅での看取りのケア

静かで落ち着ける場所を用意する

家族の気配は感じられるけれど、騒がしくない場所に寝床を用意してあげましょう。隠れたがる場合は、段ボール箱に毛布を敷いて、半分ほど覆いをかけてあげると安心して休めます。

水とトイレを近くに

歩くのが難しくなってきたら、水の器やトイレを寝床のすぐ近くに置きましょう。トイレの段差が負担になる場合は、浅いトレーにペットシーツを敷いて代わりにする方法もあります。

体を清潔に保つ

毛づくろいができなくなった子は、濡らしたタオルをかたく絞って、やさしく体を拭いてあげましょう。排泄物で汚れた場合も、こまめに拭いて清潔を保ってあげてください。

室温を整える

高齢の猫は体温調節が苦手になります。寒い時期はペット用のヒーターや毛布で暖かく、暑い時期は冷やしすぎない程度にエアコンで調整してあげましょう。

無理に食べさせない

食べられなくなってきたとき、なんとか食べさせたいと思うのは自然な気持ちです。ただ、無理に口に入れると誤嚥(ごえん)の原因になることもあります。獣医師と相談しながら、口を湿らせる程度にとどめることもあります。

その子の性格に合わせて寄り添う

構われるのが苦手な子もいれば、最期まで甘えたがる子もいます。その子の性格に合わせて、そっとそばにいてあげたり、やさしくなでたりしてあげてください。

元気なうちに決めておきたいこと

高齢の猫は、夜間や休日に容体が急に変わることもあります。いざというときに慌てないよう、次のことを準備しておきましょう。

  1. かかりつけの動物病院の診療時間と、夜間の緊急連絡先を確認しておく
  2. 近くの夜間救急動物病院の場所と電話番号を控えておく
  3. どこで看取りたいか、延命のための治療をどこまで続けるかを家族で話し合う
  4. 保冷剤やタオル、ペットシーツ、体を寝かせる箱を用意しておく
  5. 亡くなったときに連絡する火葬業者と、火葬の方法を決めておく

事前の準備については、猫との絆を深める「猫の終活」でも詳しくご紹介しています。大森ペット霊堂は24時間受付・年中無休です。夜中に亡くなった場合も、お電話いただければ安置の方法から火葬の日程までご案内いたします。

最期の瞬間に立ち会えなくても

猫は、飼い主さんが少し目を離したすきに、ひっそりと旅立つことがあります。そのことで「そばにいてあげられなかった」と自分を責めてしまう方も少なくありません。

でも、どうか自分を責めないでください。長い年月を一緒に過ごし、最期まで大切にお世話をしてきたことは、きっとその子に伝わっています。

亡くなったあとの安置と火葬の準備

安らかに眠る猫

体を整えて安置する

亡くなったら、死後硬直が始まる前に手足を体に沿って軽く曲げ、眠っているような姿勢に整えてあげましょう。目や口をやさしく閉じて、体をきれいに拭いてあげます。

タオルを敷いた箱に寝かせ、首・お腹・背中を保冷剤で冷やします。夏場で3〜4日、冬場で1週間ほどの安置が目安です。詳しくはペットを亡くしたらや愛猫との最後の時間を大切に 猫のご遺体安置の正しい方法と心得をご覧ください。

マイクロチップの届出

猫にマイクロチップを登録している場合は、亡くなってから30日以内に指定登録機関へ死亡の届出をする必要があります(川崎市「犬と猫のマイクロチップ装着等に関する新しい制度について」)。

火葬の方法を決める

大森ペット霊堂の猫の火葬料金(税込)は次のとおりです。東京23区と横浜市・川崎市は無料でお迎えにうかがいます。

火葬の方法 内容 料金
合同葬 他の子と一緒に火葬し、合同墓で供養。お骨はお返しできません 15,400円
個別一任葬 個別に火葬し、スタッフがお骨を拾って骨壺に納めてお返し 24,200円
立会葬儀 ご家族が立ち会い、ご自身の手でお骨を拾う 42,900円

詳しくはご料金ページと火葬・納骨についてをご覧ください。猫の火葬で知っておきたいことは猫のペット火葬について知っておくべきことでもご紹介しています。

事前に火葬のことを相談しておきたい方は、生前相談もご利用ください。元気なうちに話を聞いておくことで、いざというときに落ち着いてお別れの時間を過ごせます。

よくある質問

猫は死ぬ前にいなくなるって本当ですか?

体調が悪いとき、猫は人目につかない静かな場所でじっとしようとする習性があり、押し入れの奥や家具の陰に隠れることがよくあります。室内飼いの猫であれば、家の中の暗く静かな場所を探してみてください。

死ぬ前の猫がトイレで寝ているのはなぜですか?

体がつらくトイレから出る力が残っていない、ひんやりした場所で休みたいなど、理由はさまざまだと考えられています。寝床の近くに浅いトイレを置き、体が汚れたらやさしく拭いてあげましょう。

痙攣が起きたらどうすればいいですか?

周りの物をどけて、無理に押さえつけず、続いた時間を計ります。治まったらすぐに動物病院へ連絡し、長く続く・繰り返す場合は救急の動物病院に相談してください。

まとめ

  • 食欲の低下、隠れる、呼吸や目つきの変化、体温の低下、トイレで寝るなどが、死ぬ前に見られやすいサイン
  • 痙攣が起きたら無理に押さえず、時間を計って動物病院に連絡する
  • 自宅での看取りでは、静かな寝床、水とトイレの配置、清潔、室温を大切に
  • 元気なうちに、看取りの場所や火葬の方法を家族で話し合っておく
  • 亡くなったあとは体を整えて冷やし、マイクロチップの届出や火葬の準備を

猫の看取りや火葬について不安なことがあれば、大森ペット霊堂へいつでもご相談ください。

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