インコの突然死で考えられる原因とは?
2022年12月24日
ペットとして人気のあるインコは、その種類によって平均的な寿命が変わります。しかし体が小さく人間よりもずっと早く死んでしまうのです。特にペットのインコが突然亡くなってしまった時には、その原因はなんだろうと心を痛める飼い主が多いでしょう。
今回の記事ではインコの突然死で考えられる原因をテーマにお届けしていきます。インコを突然死させてしまった…という方は、その原因について考えてみてください。
目次
インコの寿命とは?
インコの寿命はその種類によって変わります。一般的にペットとして飼われているインコの平均的な寿命は次の通りです。
セキセイインコ:5〜10年
ボタンインコ:10〜15年
コザクラインコ:7〜12年
コンゴウインコ:50〜60年
コンゴウインコ以外のインコは、基本的に15年以内に亡くなってしまうと考えておくべきでしょう。このようにインコは人間よりも速いスピードで歳をとるので、人間の年齢に換算すると1歳で人間の5歳~15歳に相当するということです。まだ若いと感じているインコでも、体調面で考えるとあっという間に歳をとりますので、1年1年大切に育てる必要があります。
インコの突然死の原因とは?
ここではインコの突然死の原因の中でも、最も多いものを紹介しましょう。
1.事故
インコはとても小さいので、ふとした事故で死んでしまうことがあります。例えば、毛布の下に隠れていたところ、その上から座ってしまった・飼い主を追いかけているのに気が付かずドアで挟んでしまった…などがその事故の例です。
インコを檻から出している時には、常にインコの位置を確認して事故を防ぎましょう。また、アロマはインコにとって猛毒です。成分によっては急死してしまうものも存在するため、インコと暮らしているのならアロマを使うことは止めるべきです。
2.ショック死
インコは繊細な動物であり、光や音によって強いストレスを与えられた時にショック死してしまうことも考えられます。具体的には、花火の音・雷の音で死んでしまうケースも珍しくないのです。外の音があまり響かない部屋で安心して過ごせるようにしてあげましょう。
3.栄養不足
特に若いインコは多くの栄養が必要で、2〜3時間おきにお腹をいっぱいにしなくては栄養不足になってしまいます。たった半日程度食料が不足しただけで、栄養不足を原因に命を失う恐れもあるのです。
4.中毒
インコは多くのものに中毒反応を起こしやすく、一欠片口にしただけで死んでしまうような食べ物も存在します。
インコ中毒を起こすものの代表的な例は下記の通りです。
・バッテリー
・おもちゃのアクセサリー玩具など
・家具に使われている金属
・防音材
・古いペンキ
・昔の漆喰
また、インコは人間の食べ物で中毒を起こす可能性があります。特にネギ類・アボカドは中毒性が高いため注意してください。
5.インコ同士のいじめ
相性の悪い鳥同士が一緒のケージで暮らしていると、相手を攻撃して急死させる恐れがあります。
相性を確認せずに複数の鳥を同じケージで暮らさせることは止めるべきでしょう。
6.低体温症・熱中症
インコは寒さに弱い生き物です。真冬にケージに布をかけず室外に放置すれば、一晩で凍死してしまう可能性も考えられるでしょう。
また同じように、インコは暑さにも弱いです。熱中症になってしまう恐れがあるため、日光浴中のインコからは目を離さないようにしてください。日光浴中に野良猫やカラスに襲われて命を落とすインコもいます。
インコの寿命を伸ばすために飼い主ができること
インコと長く暮らすためには、次のような点に注意しましょう。
・信頼できるブリーダーやペットショップからインコを迎え入れる
・インコの診察が可能な動物病院を探しておく
・こまめにインコの体重を測る
・ケージから出して運動させる
・可能な限りストレスの少ない環境を作る
また、普段からインコの毛や嘴などを観察して異常がないかを確認することも大切です。行きつけの動物病院があれば、不安な点を相談できるでしょう。ただし動物病院の中には鳥類は扱っていない病院も存在するため、注意してください。
まとめ:インコの突然死で考えられる原因とは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・インコの寿命は人間よりもずっと短い
・インコは寒さ・暑さ・大きな音やストレスに弱い
・インコは人間の食べ物や周囲にあるもので中毒死する恐れがある
・複数の鳥を飼う時には相性を見ながら同じケージを使うかを決めるべき
以上の点が重要なポイントでした。インコは寿命が短く暑さや寒さにも弱い繊細な生き物です。インコと暮らすのであれば、その中毒や特性を理解し、事故などが原因でインコが命を落とすようなことがないように注意しましょう。
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