保存版!猫に多い病気一覧と初期症状|早期発見のためのチェックポイント
2025年9月17日
猫は大切な家族の一員。しかし、猫は本能的に体調不良を隠す習性があるため、病気の発見が遅れやすい動物です。実際に、気づいた時にはすでに症状が進行していた…というケースも少なくありません。
本記事では、猫に多い病気の種類や初期症状、動物病院を受診する目安、そして日常生活でできる予防方法について解説します。毎日の観察ポイントを知ることで、愛猫の健康を守り、安心して暮らすための参考にしてください。
目次
- 1.猫の病気はなぜ早期発見が大切なのか?
- 猫は体調不良を隠す動物
- 放置すると重症化しやすい理由
- 2.猫に多い病気一覧と症状の特徴
- 腎臓病(慢性腎不全)
- 尿路結石・膀胱炎
- 糖尿病
- 口内炎・歯周病
- 猫風邪(上部気道感染症)
- 腫瘍(がん)
- 3.年齢別に注意すべき猫の病気
- 子猫に多い病気(感染症・寄生虫など)
- 成猫に多い病気(肥満・事故など)
- 高齢猫に多い病気(腎臓病・腫瘍・認知症)
- 4.病気のサインを見逃さないためのチェックリスト
- 5.動物病院を受診する目安
- すぐに受診すべき危険な症状
- 様子を見てもよい軽度の症状
- 定期健診の重要性
- 6.猫の病気を予防するためにできること
- ワクチン接種
- 室内飼いと安全対策
- 食事管理と水分補給
- 定期的な健康診断
- まとめ|猫の健康は日々の観察と予防から
- よくある質問
- Q1. 猫の病気はどのくらいの頻度で健康診断を受ければいいですか?
- Q2. 猫の体重が減ったのですが病気の可能性はありますか?
- Q3. 猫がよく吐くのは病気ですか?
- Q4. 猫の口臭が気になるのですが病気でしょうか?
1.猫の病気はなぜ早期発見が大切なのか?
猫は体調不良を隠す動物
猫は本能的に「弱っている姿を隠す」ため、体調が悪くても普段通りのように見えることがあります。そのため飼い主が気づく頃には症状が悪化していることも多いのです。
放置すると重症化しやすい理由
慢性腎臓病や糖尿病など、猫に多い病気は進行性で治療が難しいものが多いため、早期発見が非常に重要です。
2.猫に多い病気一覧と症状の特徴
腎臓病(慢性腎不全)
猫の死因として非常に多い病気。水をたくさん飲む、尿の量が増える、体重減少などが初期症状です。
尿路結石・膀胱炎
トイレに何度も行くのに尿が少ない、血尿が出る、排尿時に鳴くなどの症状が見られます。特にオス猫に多い病気です。
糖尿病
食欲はあるのに痩せていく、水を大量に飲む、尿の量が増えるといった症状が出ます。肥満猫は特に注意が必要です。
口内炎・歯周病
口臭が強くなる、ヨダレが増える、食欲が落ちるなど。痛みのために食事ができず、体力低下につながります。
猫風邪(上部気道感染症)
くしゃみ、鼻水、目やに、咳など。特に子猫やワクチン未接種の猫がかかりやすい病気です。
腫瘍(がん)
しこり、体重減少、元気がなくなるなど。高齢猫で増加傾向にあります。
3.年齢別に注意すべき猫の病気
子猫に多い病気(感染症・寄生虫など)
免疫力が低く、猫風邪や回虫などの寄生虫に感染しやすい時期です。
成猫に多い病気(肥満・事故など)
肥満による糖尿病、尿路疾患、また外に出る猫は交通事故や感染症のリスクがあります。
高齢猫に多い病気(腎臓病・腫瘍・認知症)
10歳を超えると腎臓病や腫瘍のリスクが高まり、認知症による行動の変化も見られます。
4.病気のサインを見逃さないためのチェックリスト
-
ご飯を食べなくなった、逆に食欲が異常に増えた
-
水をよく飲む/飲まなくなった
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トイレの回数や尿・便の色が変化した
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体重が急に減った、または増えた
-
被毛がパサつく、毛づくろいをしなくなった
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口臭が強くなった
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鳴き声や行動が普段と違う
こうした小さな変化を日々観察することが病気の早期発見につながります。
5.動物病院を受診する目安
すぐに受診すべき危険な症状
-
血尿・血便
-
呼吸が荒い
-
食欲が数日間ゼロ
-
嘔吐や下痢が続く
様子を見てもよい軽度の症状
1日程度の軽い下痢やくしゃみは経過観察で問題ないこともありますが、長引く場合は必ず受診を。
定期健診の重要性
年1回(高齢猫は半年に1回)の健康診断を受けることで、腎臓病や腫瘍などを早期に発見できます。
6.猫の病気を予防するためにできること
ワクチン接種
猫風邪や感染症を予防するため、定期的なワクチン接種は必須です。
室内飼いと安全対策
外出させないことで事故や感染症のリスクを減らせます。
食事管理と水分補給
腎臓を守るためにウェットフードや水飲み場の工夫も大切です。
定期的な健康診断
血液検査や尿検査で、病気を早期に発見できます。
まとめ|猫の健康は日々の観察と予防から
猫は病気を隠す習性があるため、飼い主が日々の小さな変化を見逃さないことが大切です。
-
食欲・排泄・体重の変化に注意する
-
ワクチンや定期健診を欠かさない
-
少しでも異変を感じたら動物病院へ
愛猫の健康を守るために、飼い主としてできることを日常から実践していきましょう。
よくある質問
Q1. 猫の病気はどのくらいの頻度で健康診断を受ければいいですか?
若い猫は年に1回、高齢猫(7歳以上)は半年に1回の健康診断がおすすめです。血液検査や尿検査で腎臓病や糖尿病などの早期発見につながります。
Q2. 猫の体重が減ったのですが病気の可能性はありますか?
食欲があるのに体重が減る場合、糖尿病や甲状腺機能亢進症の可能性があります。食欲も落ちて体重が減っているなら、腎臓病や腫瘍なども疑われますので早めに受診してください。
Q3. 猫がよく吐くのは病気ですか?
毛玉を吐くのは猫にとって自然な行動ですが、吐く頻度が高い、食後すぐ吐く、血が混じるなどの場合は消化器系の病気や中毒の可能性があります。続く場合はすぐ動物病院へ。
Q4. 猫の口臭が気になるのですが病気でしょうか?
口臭は歯周病や口内炎のサインであることが多いです。放置すると食欲低下や全身への悪影響を及ぼすため、歯磨き習慣や動物病院での歯科ケアが大切です。
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