ペットロスはいつまで続く?期間の目安と心の回復過程、なりやすい人の特徴と立ち直れないときの過ごし方と相談先
2026年10月3日

大切なペットを見送ったあと、ふとした瞬間に涙があふれる。家に帰るたびに、いつもの足音や鳴き声を探してしまう。「この悲しみはいつまで続くのだろう」と、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
ペットロスは、深い愛情を注いできたからこそ起こる、自然な心の反応です。この記事では、東京・大田区でペットの火葬と供養をお手伝いしてきた大森ペット霊堂が、ペットロスが続く期間の目安と心が回復していく過程、ペットロスになりやすい人の特徴、そしてつらいときの過ごし方をまとめてご紹介いたします。
ペットロスはいつまで続くの?
ペットロスがどのくらい続くかは、人によって大きく異なります。数週間で少しずつ落ち着く人もいれば、半年から1年以上、悲しみが続く人もいます。
一緒に過ごした年月が長かった場合や、ペットが生活の中心だった場合、突然の別れだった場合などは、悲しみが長く続くことも少なくありません。「もう立ち直らなければ」と焦る必要はありません。悲しみの長さは、それだけ大切な存在だったことの表れです。
ペットロスが続く期間の目安

多くの方がたどる経過の目安をご紹介します。あくまで一例で、行きつ戻りつしながら進むのが普通です。
| 時期 | よく見られる状態 |
|---|---|
| 数日〜数週間 | 現実を受け止められず、涙が止まらない。何も手につかない |
| 1〜3か月 | 悲しみや後悔が強く出る。ふとしたきっかけで涙があふれる |
| 3か月〜半年 | 少しずつ気持ちが落ち着き、思い出を振り返れるようになる |
| 半年〜1年 | 悲しみが温かい思い出に変わっていく。命日などに気持ちが揺れることも |
悲しみは一直線には癒えない
少し元気になったと思った翌日に、散歩道や好きだったおやつを見ただけで涙が止まらなくなることもあります。悲しみは波のように行きつ戻りつしながら、少しずつその間隔が長くなっていくものです。つらい日があっても「振り出しに戻ってしまった」と落ち込まなくて大丈夫です。
節目の日に気持ちが揺れることも
四十九日や月命日、誕生日、一周忌などが近づくと、気持ちが揺れやすくなります。その日は無理をしない、写真を飾ってお花を供えるなど、自分なりの過ごし方を決めておくと心の準備ができます。49日の過ごし方はペットの49日(四十九日)の過ごし方と供養のしかた、一周忌については愛するペットの一周忌を大切に過ごす7つの方法もご覧ください。
ペットロスから回復する心の過程
ペットを失った悲しみから回復していく過程は、一般的に次のような段階で説明されることがあります。
- 衝撃期:亡くなったことが信じられず、現実味がない。まだどこかにいるような気がする
- 悲嘆期:強い悲しみや寂しさ、「もっとできたことがあったのでは」という後悔や怒りが押し寄せる
- 受容期:少しずつ、いなくなった現実を受け止められるようになる
- 再生期:悲しみを抱えながらも、思い出を大切にして前を向けるようになる
すべての人がこの順番どおりに進むわけではなく、段階を行ったり来たりすることもあります。どの段階にいても、それは回復に向かう途中の大切な時間です。
ペットロスのときに起こりやすい心と体の変化
心に表れやすい変化
- 現実味がなく、まだそばにいるような気がする
- 後悔や自責の念が消えない
- 病院や家族、自分自身への怒り
- 何をしても楽しいと感じられない
- 他の家のペットを見るのがつらい
体に表れやすい変化
悲しみは体にも影響します。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、食欲がない、頭痛や肩こりがひどい、疲れが取れないといった不調を感じる方も少なくありません。長く介護を続けてきた方は、張りつめていた緊張が解けたことで、一気に疲れが出ることもあります。
ペットロスになりやすい人・長引きやすい人の特徴
次のような方は、ペットロスが深く、長くなりやすい傾向があるといわれています。
- ペットを家族や子どものように大切にしてきた
- 散歩やごはんなど、生活のリズムがペット中心だった
- 一人暮らしで、ペットが心の支えだった
- 突然の事故や病気で、心の準備ができないまま別れを迎えた
- 長い闘病や介護を経て見送った
- 最期に立ち会えなかった、治療の選択を後悔している
- 周りに悲しみを理解してもらえない
当てはまるからといって、心が弱いわけではありません。それだけ深い絆で結ばれていたということです。
最期に立ち会えなかった後悔
留守中や入院中に旅立ってしまい、「そばにいてあげられなかった」と自分を責め続けてしまう方もいらっしゃいます。動物は飼い主さんが少し目を離したすきに、そっと旅立つことがあるともいわれます。最期の数分間に立ち会えなかったことで、それまで一緒に過ごしてきた長い時間が消えてしまうわけではありません。
「ペットロスは甘え?」と悩んでいる方へ
「たかがペットでしょう」「また飼えばいいじゃない」。悪気のない一言に深く傷つき、「こんなに悲しむのは甘えなのだろうか」と悩む方もいらっしゃいます。
ペットを家族として大切にしてきた方にとって、その悲しみは人の家族を亡くしたときと変わらないほど大きなものです。悲しむことは甘えではありません。周囲の理解が得られないときは、無理に説明しようとせず、同じようにペットを見送った経験のある人に話を聞いてもらうほうが、気持ちが楽になることもあります。
家族の間で悲しみ方が違うとき
同じペットを見送った家族でも、毎日泣いている人もいれば、普段どおりに過ごしているように見える人もいます。涙を見せないからといって、悲しんでいないわけではありません。お互いのペースを尊重しながら、ときどき思い出話をする時間をつくると、家族の心の距離も近づきやすくなります。
ペットロスがつらいときの過ごし方

泣きたいときは我慢せずに泣く
涙を流すことは、悲しみを外に出す大切な働きです。気持ちを押し込めるより、泣きたいときに泣いたほうが、結果的に心が落ち着きやすくなります。
生活リズムの「最低限」だけ守る
食事、睡眠、入浴といった基本的な生活リズムを、できる範囲で保ちましょう。「温かい飲み物を一杯飲む」「朝カーテンを開ける」といった小さなことで十分です。
気持ちを言葉や形にする
- ペットへの手紙を書く
- 思い出の写真をアルバムにまとめる
- 楽しかったエピソードをノートに書き出す
- お骨の前で、その日あったことを話しかける
写真の残し方はペット火葬後のメモリアル写真撮影|思い出を残すコツでもご紹介しています。
体を少し動かす
近所を10分ほど歩く、ベランダで外の空気を吸うといった軽い運動は、気分転換や睡眠の質の改善にもつながります。散歩道がつらい思い出と結びついている場合は、しばらく別の道を選ぶなど、無理のない範囲で行いましょう。
遺品の整理は急がない
ケージや食器、おもちゃなどは、気持ちの準備ができてからで大丈夫です。見るのがつらければ一時的にしまっておく、まだ手放せなければそのままにしておくなど、ご自身のペースで進めてください。整理の進め方は愛犬の遺品整理:大切な思い出を残し、心を癒そうも参考になります。
供養やお参りが心の支えになることも

火葬後のお骨をどのように供養するかは、気持ちが落ち着いてから決めても遅くありません。しばらくは自宅でそばに置き、四十九日や一周忌などの区切りに納骨を考える方も多くいらっしゃいます。
大森ペット霊堂では、個別納骨堂や合同墓への納骨、相模湾での海洋散骨、遺骨カプセルなどの手元供養品をご用意しています。定期的に合同供養も行っており、お参りの場所があることが、気持ちに区切りをつけるきっかけになることもあります。供養の方法は火葬・納骨についてをご覧ください。
新しいペットを迎えるタイミング
「新しい子を迎えたら、悲しみが和らぐのでは」と考える方もいらっしゃいます。新しい出会いが心の支えになることもありますが、悲しみが強い時期に無理に迎えると、亡くなった子と比べてしまい、かえってつらくなることもあります。
「迎えたい」と自然に思えたときが、そのタイミングです。亡くなった子を忘れる必要はありません。多頭飼いで残された子がいる場合は、その子の様子にも気を配ってあげましょう。
ひとりで抱え込まないために

多くの場合、ペットロスのつらさは時間とともに和らいでいきます。ただし、次のような状態が長く続く場合は、ひとりで抱え込まずに専門家に相談することをおすすめします。
- 眠れない、食べられない状態が何週間も続いている
- 仕事や家事など、日常生活がほとんど手につかない
- 自分を強く責める気持ちが消えない
- 生きていることがつらいと感じる
厚生労働省のまもろうよ こころでは、電話やSNSで相談できる窓口が紹介されています。かかりつけの医療機関や心療内科に相談するのもひとつの方法です。
悲しみの深さは、それだけ大切な時間を一緒に過ごしてきた証です。つらい気持ちを無理に消そうとせず、少しずつ付き合っていければ大丈夫です。
よくある質問
ペットロスはどれくらい続くのが普通ですか?
決まった期間はありません。数週間で落ち着く人もいれば、1年以上続く人もいます。ご自身のペースで悲しんでよいのです。
ペットロスが1年以上続くのはおかしいですか?
おかしくありません。長く一緒に暮らしてきた場合は特に、1年以上悲しみが続くことも珍しくありません。ただし、日常生活に大きな支障が出ている場合は、専門家に相談してください。
毎日泣いてしまうのは普通ですか?
亡くなってしばらくの間、毎日涙が出るのは自然なことです。気持ちを押し込めず、泣きたいときは泣いてください。
新しいペットを迎えるとペットロスは早く治りますか?
心の支えになることもありますが、無理に迎えるとかえってつらくなることもあります。自然に「迎えたい」と思えるまで待つことをおすすめします。
ペットロスがつらすぎるときはどうすればいいですか?
思い出を書き出す、信頼できる人に話す、同じ経験をした人の話を読むなどが助けになります。眠れない・食べられない状態が続くときは、医療機関や相談窓口を頼ってください。
まとめ
- ペットロスが続く期間は人それぞれで、数週間から1年以上続くこともある
- 悲しみは衝撃期・悲嘆期・受容期・再生期と、行きつ戻りつしながら和らいでいく
- 家族のように大切にしていた人、突然の別れを経験した人などは長引きやすい
- ペットロスは甘えではない。泣きたいときは泣き、生活リズムの最低限だけ守る
- つらさが長く続くときは、ひとりで抱え込まずに相談する
大森ペット霊堂では、火葬後のご供養やお骨のご相談もいつでも承っております。お参りやご相談だけでも、どうぞお気軽にお越しください。
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