1. TOP
  2. BLOG
  3. 犬が死ぬ前の兆候と「挨拶」とは?最期が近いサインや呼吸の変化、自宅での看取り方と亡くなった後にすること
BLOG
ブログ

犬が死ぬ前の兆候と「挨拶」とは?最期が近いサインや呼吸の変化、自宅での看取り方と亡くなった後にすること

2026年10月1日

最期の時間を過ごす老犬と飼い主

長く一緒に暮らしてきた愛犬が年を重ね、少しずつ元気がなくなっていく姿を見るのは、とてもつらいものです。「もしかして、最期が近いのでは」と感じたとき、どんな変化に気をつければよいのか、何をしてあげられるのかを知っておくと、残された時間を落ち着いて過ごすことができます。 この記事では、東京・大田区でペットの火葬と供養を行う大森ペット霊堂が、犬が死ぬ前に見せることが多い兆候と、よく「挨拶」といわれる行動、自宅や動物病院での看取り方、そして亡くなった後にすることまでを、ひとつにまとめてご紹介いたします。 なお、ここで紹介する変化は病気が原因で起きていることもあります。気になる症状があるときは、まずかかりつけの動物病院にご相談ください。

犬が死ぬ前の前兆(最期が近いサイン)

食欲が落ちた老犬 犬の最期が近づくと、体にはさまざまな変化が現れます。すべての犬に当てはまるわけではなく、数日から数週間かけてゆっくり進むこともあれば、急に容体が変わることもあります。よく見られるサインは次のとおりです。

よく見られるサイン 飼い主ができること
ごはんや水を口にしなくなる 無理に食べさせず、口を湿らせる程度にとどめる
寝ている時間が長くなり、立てなくなる 柔らかい寝床を用意し、数時間おきに体の向きを変える
呼吸が浅く速い、または間隔があく 静かに見守り、苦しそうなら獣医師に相談する
手足や耳が冷たくなる 毛布などで体を包み、室温を整える
排泄のコントロールができなくなる ペットシーツを敷き、こまめに体を拭く

食欲がなくなり、水も飲まなくなる

大好きだったごはんやおやつに興味を示さなくなり、やがて水もあまり飲まなくなります。体が食べ物を消化する力を失っていく、自然な変化のひとつです。無理に口に入れると、誤嚥(ごえん)の原因になることもあるため、獣医師と相談しながら与え方を決めましょう。

寝ている時間が増え、立ち上がれなくなる

一日のほとんどを寝て過ごすようになり、呼びかけへの反応も少しずつ鈍くなっていきます。足腰に力が入らず、立ち上がれなくなったり、寝返りを自分でうてなくなったりします。

呼吸の変化

最期が近づくと、呼吸が浅く速くなったり、逆にゆっくりと間隔があいたりすることがあります。大きく息を吐いたあとにしばらく止まる、口を開けて下あごを動かすように呼吸する、といった様子が見られることもあります。見ているのはつらいものですが、できるだけ静かな環境でそばにいてあげてください。

体温が下がる

血液の巡りが弱まることで、手足や耳の先、肉球が冷たくなっていきます。

排泄の変化と、黒い便・血便

トイレまで間に合わず寝たまま失禁したり、尿が出にくくなったりします。また、黒くどろっとした便(タール便)や血便が見られることもあります。タール便は消化管からの出血が原因のこともあるため、見つけたら早めに獣医師に相談しましょう。詳しくは犬のタール便・血便の原因は?死期が近づいている?で解説しています。

けいれんや発作

腎臓や肝臓の病気が進んだ場合などに、けいれんや発作が起こることがあります。意識がなくなったり、手足が勝手に動いたり、口から泡を吹いたりすることもあります。

におい・鳴き声の変化

体全体から、おしっこや口臭に似た独特のにおいがすることがあります。また、聞いたことのないような声で鳴いたり、夜中に鳴き続けたりすることもあります。においが気になるときは、ぬるま湯で絞ったタオルでやさしく体を拭いてあげましょう。

犬が死ぬ前にする「挨拶」とは

飼い主を見つめる犬 「最期の日に、急に飼い主のそばに来た」「じっと目を見つめてきた」。愛犬を見送った方から、そうしたお話を伺うことがあります。こうした行動は、飼い主さんへの「挨拶」や「お別れ」と呼ばれることがあります。

「挨拶」といわれる主な行動

  • 飼い主のそばに寄ってくる、体をくっつけてくる
  • じっと飼い主の目を見つめる
  • 弱々しくしっぽを振る
  • 小さく鳴いたり、声をかけると反応したりする
  • 寝たきりだったのに、急に立ち上がろうとしたり、ごはんを少し食べたりする

最後の「急に元気になったように見える」状態は、人の看取りでも見られることがあり、ほんの短い時間で終わることが少なくありません。

本当に「挨拶」なのか

犬が自分の死を理解して挨拶をしているのかどうかは、科学的には分かっていません。体の不調から安心できる存在のそばにいたくなる、といった理由も考えられます。 それでも、そばに来てくれた、目を合わせてくれたという記憶は、見送る側にとって大切な心の支えになります。「ありがとう」と声をかけ、そっと体をなでてあげてください。

挨拶がなかったと感じても

一方で、眠っている間や、飼い主さんが少し目を離したすきに、静かに旅立つ犬もいます。「挨拶がなかった」「そばにいてあげられなかった」と自分を責める必要はありません。長い時間を一緒に過ごしてきたこと自体が、何よりの絆です。

シニア期に見られる変化と、すぐ動物病院に相談したい症状

シニア期に増える変化

犬は一般的に、小型犬で10歳前後、大型犬ではもう少し早い時期からシニア期に入るといわれています。この時期には、次のような変化が少しずつ増えていきます。

  • 食べる量や水を飲む量が減る
  • 動きがゆっくりになり、散歩を嫌がる
  • 寝ている時間が長くなる
  • 物にぶつかる、段差でつまずく
  • おしっこの回数や量が変わる

これらは老化による自然な変化であることも多いですが、病気が隠れていることもあります。定期的に健康診断を受け、ふやかしたフードで食べやすくする、床に滑り止めを敷く、段差をなくすといった工夫で、穏やかに過ごせる時間を延ばしてあげましょう。

すぐに相談したい症状

次のような症状が見られたら、様子を見ずにかかりつけの動物病院へ連絡しましょう。夜間や休日の場合は、救急対応の動物病院に相談してください。

  1. 嘔吐や下痢が続いている
  2. 丸一日以上おしっこが出ていない
  3. けいれんや発作が起きた
  4. 呼吸が苦しそうで、舌や歯ぐきの色が紫っぽい
  5. ぐったりして呼びかけに反応しない
  6. 黒い便や血便が出た

愛犬の最期を看取る方法

自宅での看取りのケア

自宅で看取るか、動物病院で看取るか

最期を迎える場所は、病状や介護の状況、ご家族の生活によって変わります。

  自宅での看取り 動物病院での看取り
よいところ 住み慣れた場所で家族がそばにいられる 痛みや苦しさに医療で対応できる
気をつけたいこと 急な症状の変化に対応しにくい 面会時間が限られ、最期に立ち会えないことも

どちらを選んでも間違いではありません。かかりつけの獣医師と相談しながら、ご家族が納得できる形を選びましょう。自宅での看取りを選ぶ場合は、急変したときの連絡先や、苦しそうなときの対処法を事前に聞いておくと安心です。

自宅で看取るときのケア

  • 寝床を整える:体圧を分散するマットやクッションを使い、床ずれを防ぐ
  • 体の向きを変える:数時間おきに、ゆっくり体の向きを変えてあげる
  • 清潔を保つ:ペットシーツを敷き、汚れたらすぐに交換して体を拭く
  • 室温を整える:暑すぎず寒すぎない温度に保ち、風が直接当たらないようにする
  • 水分をとらせる:飲めない場合は、獣医師の指示に沿ってスプーンやシリンジで少しずつ与える

苦しそうなとき・けいれんが起きたとき

苦しそうにしているときは、背中をやさしくさすり、落ち着いた声で話しかけてあげましょう。けいれんが起きたときは、慌てて抱き上げたり、口の中に手を入れたりせず、周りの家具などにぶつからないよう安全を確保して見守ります。けいれんの様子をスマートフォンで動画に撮っておくと、獣医師に伝えるときに役立ちます。苦しさを和らげる方法は、かかりつけの獣医師に相談してください。

延命治療について家族で話し合う

最期が近づくと、点滴や酸素吸入、流動食の投与などを続けるかどうかを判断しなければならない場面もあります。「少しでも長く一緒にいたい」という気持ちと、「苦しい思いはさせたくない」という気持ち。どちらも愛情から生まれるものです。愛犬の体の状態と、ご家族の気持ち、費用の面も含めて、獣医師とよく話し合って決めていきましょう。

最期の時間に飼い主ができること

特別なことをしなければと焦る必要はありません。愛犬にとって一番の安心は、大好きな家族がそばにいてくれることです。

  1. 名前を呼び、「ありがとう」と声に出して伝える
  2. やさしく体をなで、いつものように話しかける
  3. 好きだった毛布やおもちゃをそばに置く
  4. 可能であれば、好きだったものを少しだけ口に含ませてあげる
  5. かわいがってくれた家族や友人に会いに来てもらう。離れて暮らす家族にはビデオ通話で声を聞かせる
  6. 写真や動画を残しておく

急変に備えて準備しておくこと

老犬の容体は、夜間や休日に急に変わることもあります。慌てないように、次のことを準備しておきましょう。

  • かかりつけの動物病院の診療時間と、夜間の緊急連絡先
  • 近くの夜間救急動物病院の場所と電話番号
  • 保冷剤(6個ほど)、タオル、ペットシーツ、体を寝かせる箱
  • 亡くなったときに連絡する火葬業者

火葬や葬儀のことを事前に知っておきたい方は、生前相談もご利用ください。大森ペット霊堂では無料でご相談を承っています。

愛犬が旅立った後の対応

安らかに眠る愛犬

体を整えて安置する

亡くなったら、死後硬直が始まる前(亡くなってから2時間ほどが目安)に、手足を体に沿って軽く曲げ、眠っているような姿勢に整えてあげましょう。目や口をやさしく閉じ、体をきれいに拭いてあげます。 その後、タオルやペットシーツを敷いた箱に寝かせ、首・お腹・背中を保冷剤で冷やします。部屋は20〜25℃、湿度50%以下を目安に保ちましょう。夏場で3〜4日、冬場で1週間ほどの安置が目安です。詳しくはペットを亡くしたらのページをご覧ください。大型犬などで自宅での安置が難しい場合は、大森ペット霊堂の霊安室(1℃)を無料でご利用いただけます。

必要な手続き

犬が亡くなった場合は、30日以内にお住まいの市区町村へ死亡届を提出する必要があります。マイクロチップを登録している場合は、指定登録機関への死亡の届出も必要です(環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録について」)。手続きは火葬のあと、気持ちが落ち着いてからで大丈夫です。

心のケアも大切に

愛犬を見送ったあとは、深い悲しみや後悔に襲われることもあります。それは愛情を注いできたからこそ生まれる自然な気持ちです。悲しみとの向き合い方はペットロスはいつまで続く?悲しみが癒えるまでの期間と心の回復の過程もご覧ください。

犬の葬儀・供養について

火葬の方法を選ぶ

大森ペット霊堂の火葬プランは次の3種類です。犬の大きさ別の料金(税込)は次のとおりです。※2026年現在の料金です。価格は変更される可能性もあります。

犬の大きさ 合同葬 個別一任葬 立会葬儀
超小型犬 15,400円 24,200円 42,900円
小型犬 18,700円 26,400円 47,300円
中型犬 25,300円 31,900円 54,900円
大型犬 31,900円 41,800円 60,500円
超大型犬 42,900円 55,000円 68,200円
  • 合同葬:他の子と一緒に火葬し、合同墓で供養します。お骨はお返しできません
  • 個別一任葬:個別に火葬し、スタッフがお骨を拾って骨壺に納め、お返しします
  • 立会葬儀:ご家族が火葬に立ち会い、ご自身の手でお骨を拾っていただきます

各プランの内容は火葬・納骨について、料金の詳細はご料金ページでご確認いただけます。立会葬儀の流れは立会個別火葬で悔いなく別れを|火葬の流れ完全ガイドで詳しくご紹介しています。大森ペット霊堂では、小さなお骨まで「全て集める」ことを収骨の方針としています。

区の引き取りとの違い

東京23区では、区の清掃事務所で亡くなったペットを引き取ってもらうこともできます。たとえば大田区では、25kg未満の動物を1体3,100円で受け付けていますが、合同火葬となるため、お骨を返してもらうことや火葬に立ち会うことはできません(大田区ホームページ)。25kg以上の大型犬は対象外となることが一般的です。

火葬後の供養

お骨は、ご自宅での手元供養のほか、個別納骨(年間10,000円〜)、合同墓への埋葬(永代供養10,000円)、相模湾での海洋散骨(10,000円)などから選べます。四十九日や一周忌を区切りに納骨を考えるご家族も多くいらっしゃいます。

よくある質問

犬が死ぬ前には、どんな兆候がありますか?

食欲がなくなる、寝ている時間が増えて立てなくなる、呼吸が浅く速くなったり間隔があいたりする、体温が下がる、排泄のコントロールができなくなる、といった変化がよく見られます。ただし、病気が原因のこともあるため、気になる変化があれば獣医師に相談してください。

犬が死ぬ前にする「挨拶」とは何ですか?

飼い主のそばに来る、じっと見つめる、しっぽを振る、急に元気になったように見えるといった行動が「挨拶」と呼ばれることがあります。本当に挨拶なのかは分かっていませんが、声をかけ、体をなでて応えてあげてください。

自宅と動物病院、どちらで看取るのがよいですか?

どちらにもよいところと注意点があり、正解はありません。住み慣れた場所で家族と過ごすことを重視するなら自宅、痛みや苦しさへの医療的な対応を重視するなら動物病院が向いています。獣医師と相談して決めましょう。

亡くなったら、すぐに火葬しなければいけませんか?

すぐに火葬する必要はありません。保冷剤でしっかり冷やして安置すれば、夏場で3〜4日、冬場で1週間ほどはご自宅でお別れの時間を過ごせます。大森ペット霊堂は24時間受付で、東京23区と横浜市・川崎市は無料でお迎えにうかがいます。

まとめ

  • 犬が死ぬ前には、食欲の低下、寝たきり、呼吸や体温の変化などの兆候が見られることが多い
  • 飼い主のそばに来る、見つめるといった「挨拶」と呼ばれる行動には、声をかけて応えてあげる
  • 嘔吐や下痢が続く、けいれん、呼吸が苦しそうなときは、すぐ動物病院へ
  • 看取りの場所や延命治療は、獣医師と相談しながら家族で話し合って決める
  • 亡くなったら体を整えて冷やし、落ち着いて火葬と供養の方法を選ぶ

愛犬の看取りや火葬について不安なことがあれば、大森ペット霊堂へいつでもご相談ください。

あわせて読みたい関連記事

大森ペット霊堂へのご相談・お問い合わせ

大森ペット霊堂は24時間受付・年中無休・ご相談無料です。東京23区・横浜市・川崎市は無料でお迎えにうかがいます。「まだ決めていないけれど話だけ聞きたい」というご相談も歓迎しております。

【所在地】〒143-0012 東京都大田区大森東2丁目1-1(京急本線「平和島駅」から徒歩約5分・駐車場あり)

東京のペット葬儀・ペット火葬・納骨ご供養 大森ペット霊堂TOPへ

関連記事