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犬に絶対必要なしつけ・不要なしつけとは?|優先順位を専門家視点で解説

2025年11月27日

「犬のしつけって、どこまで必要なの?」
「YouTubeやSNSで情報が多すぎて、何をすればいいかわからない…」

そんな悩みを抱える飼い主さんは非常に多いです。

実は、犬のしつけは全てやらなくてOK。必要なものと、やらなくていいものがはっきり存在します。

この記事では

  • 不要なしつけ

  • やらない方がいいしつけ

  • 絶対に必要なしつけ

  • 優先順位の決め方

  • プロが推奨する無理しないしつけ方法
    まで、初心者にもわかりやすくまとめています。

「しつけ迷子」から抜け出し、あなたの愛犬に合った“ちょうどいいしつけ”が見つかります。

1.犬に“必要なしつけ”とは?

「必要なしつけ」とは、
・やらなくても生活上困らない
・犬の性格次第で不要
・飼い主の負担の割に効果が少ない

というものを指します。

不要なしつけと、危険なしつけは別物

  • 不要なしつけ…やってもやらなくてもOK

  • 危険なしつけ…やらない方がいい(逆効果)

この記事では両方を明確に分けて解説していきます。

2.【一覧】犬にとって必要なしつけ・不要なしつけ

必要度が低い/無理にしなくていいしつけ

これは「時間があればやればいい」レベルです。

  • お手・おかわり・ハイタッチ(芸系)

  • 物を持ってくる(レトリーブ)

  • 完璧な脚側歩行(一般家庭では不要)

  • 長時間の留守番トレーニング(個体差大)

  • 過度なアイコンタクト練習

  • ストイックなトレーニングルーチン

→ 生活に支障がなければ無理する必要はありません。

逆に“やらない方がいいしつけ”(科学的に逆効果)

  • 体罰(叩く・蹴る)

  • 怒鳴りつける・大声で叱る

  • マズル掴み(アルファロール)

  • 粗相に鼻を近づけて叱る

  • 威圧して従わせる方法

これらは問題行動を悪化させ、犬との信頼関係を壊すため、絶対にNG です。

3.犬のしつけに優先順位が必要な理由

  • 犬が混乱しなくなる

  • 飼い主が疲弊しない

  • 必要なしつけだけに集中できる

  • 最短で成果が出る

  • 家庭内のルールが安定する

犬との生活で一番大事なのは “必要なしつけを正しく選ぶこと” です。

4.【必須】これは絶対にやるべき“必要なしつけ10選”

健康と安全に関わるしつけ(最優先)

  • 呼び戻し(おいで)
    → 命を守る最重要コマンド

  • 噛みつき・甘噛みコントロール

  • 拾い食い防止

  • 他人・他犬への吠え対策

  • ケージ・クレートトレーニング

生活の質を上げるしつけ

  • トイレトレーニング

  • 散歩での引っ張り防止

  • おすわり・待て(最低限でOK)

  • ハンドリング(爪切り・歯磨きなどに慣らす)

  • 来客対応の最低限ルール

これらは“犬が人間社会で暮らすうえで必須”のしつけです。

5.“不要なしつけ”をしなくてもいい犬の特徴と、必要な犬の特徴

不要なしつけが本当に不要な犬

  • 温厚で怖がりにくい

  • 他犬・人に吠えない

  • 家庭内でトラブルが少ない

  • 飼い主の指示を自然に聞ける

不要なしつけが必要になる犬

  • 好奇心が強く、動きが活発

  • 吠えやすい、興奮しやすい

  • 食べ物に執着が強い

  • 他犬が苦手

→ 犬によって必要なしつけは変わります。

6.不要なしつけを頑張りすぎると起こるトラブル

  • 飼い主のストレス増大(しつけ疲れ)

  • 犬のストレスが増え問題行動悪化

  • 成功体験よりも“叱る回数”が増える負のループ

  • 家族での価値観ズレによる衝突

しつけは「全部やる」のではなく、“減らす”ことで逆にうまくいく ことがあります。

7.本当に必要なしつけだけに絞る方法

  • 家の環境(マンション・一軒家)

  • 家族の人数・生活リズム

  • 犬種の特性

  • 性格と行動パターン

1日5分でできる優先しつけメニュー

  • おすわり&待て1分

  • ケージINをスムーズに

  • 呼び戻しの練習10回

  • 興奮抑制の練習(ご褒美で)

8.プロが教える“無理しないしつけ”のコツ

  • 褒める:叱る=9:1

  • ご褒美を使った科学的トレーニング

  • ストレスサインを見ながら進める

  • 小ステップで成功を積み上げる

  • 子犬・成犬・シニアでやり方を変える

まとめ|犬のしつけは“必要なものだけ”でOK

  • 芸や細かい動作は無理にやらなくていい

  • 危険なしつけは今すぐやめるべき

  • 絶対に必要なしつけは限られている

  • 犬と飼い主の負担を減らすのが最善

  • 優先順位をつければ「しつけ迷子」から解放される

と飼い主にとって“楽に続けられるしつけ”を選ぶことが、最も大切です。

FAQ(よくある質問)

Q1. 必要なしつけと不要なしつけの見分け方は?

「生活に必要か」「安全に関わるか」で判断できます。

Q2. 芸を覚えさせるのはストレスになりますか?

強制しなければ問題ありません。楽しめるならOKです。

Q3. 子犬に絶対必要なしつけは?

呼び戻し・甘噛み対策・トイレ・クレートの4つです。

Q4. しつけ教室は行くべき?

迷ったら行く価値あり。問題が深刻になる前がベストです。

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