ペット葬儀の服装は喪服が当たり前って本当?ウソ?その真実に迫る
2020年4月18日
人の葬儀に参列するためには、喪服を着るというのが日本の習わしと言えます。
当然、喪服以外の私服などで参列してしまうと、まわりから厳し目で見られますし、常識がないと思われてしまい、今後も行事などに呼ばれなくなってしまう可能性があります。
対して、ペットが亡くなったときの葬儀の格好はどうすればいいのかを非常に迷われるのではないでしょうか。
そこで今回は、ペットの葬儀に参列する場合の服装についてお話しますので参考にしてみてください。
目次
そもそもペットが亡くなると葬儀はするの?
人間が亡くなってしまうと、お葬式やお通夜などがあることは解りますが、ペットにはそういうシステムがあるのでしょうか。
近年、ペットブームもあってかご家庭を持っている人はもちろん、1人暮らしでもペットを飼う人が増えました。
とくに犬や猫が圧倒的に人気で、それもあってかペットショップを見に行っても猫や犬ばかりが目につきます。
ですが、ペットを飼うということはいずれは寿命や病気、事故などでなくなってしまうものです。
一昔前までは、ペットが亡くなると自治体などで火葬を行ったり自宅の庭に埋葬したりが一般的でした。
しかしペットを家族同様に接する人が増えたことにより、人間が亡くなったときと同じような葬儀を求めるようになりました。
それもあってか、ペットの葬儀会社や霊園が大きな需要を集めているというわけです。
ペット葬儀にはいくつかの種類がある
ペットが亡くなった場合、火葬をしてあげる必要があります。
火葬をする際には、いくつかの方法があるため事前に知っておきましょう。
また、霊園や火葬業者によって対応しているものとそうではないものがありますので、ご注意ください。
立会葬儀
立会葬儀とはご家族が立会いのもと、火葬をすることを表します。
火葬が終わりましたら、お骨上げをします。
立会葬儀は、最後までしっかり見送りたい人にぴったりなプランです。
個別一任葬儀
個別一任葬とは、名前の通り任せるという意味があります。
立会葬儀ではお骨をご家族が拾いますが、個別一任葬は霊園のスタッフが対応します。
合同葬儀
合同葬とは、個別ごとの火葬ではなく他のペットと一緒に火葬をするプランのことを表します。
自分のペットだけを天国に行かすのは寂しい、他のペットと一緒なら寂しくないという思いがある場合に合同葬が選ばれる傾向にあります。
また、他のプランとは違い合同葬は比較的安価になっているため、予算に限りがある場合にも選ばれます。
ペットの納骨もいくつかの種類がある
ペットの火葬が終わりましたら、納骨となります。
納骨にも、いくつかの選択肢があるため理想とする方法を選びましょう。
個別納骨
個別納骨とは、骨壺のままお骨を管理する方法のことを表します。
個別納骨の場合は、亡くなったペットのみが管理されているため、いつでも会いに行けるというメリットがあります。
合同納骨
合同納骨とは、他のペットと一緒に納骨をする方法のことを表します。
他のペットのお骨と一緒になることから個別の判断は難しくなりますが、みんな一緒に納骨されているため、ペットたちは寂しくならないというメリットがあります。
ペットの葬儀に適した服装はあるの?
実は、ペットの葬儀には決まった服装がないということをご存知でしたでしょうか。
つまり、人間の葬儀のように絶対に喪服を着ないといけない、というわけではありません。
ただし、悲しい出来事には間違いありませんので、常識的に考えると派手な服装は辞めておくべきと言えます。
また、服装の迷ったのであれば喪服を選択すると安心です。
状況別でペット葬儀の服装を決めよう
ペットが亡くなったときに、さまざまな方法で火葬や葬儀を行います。
ですから、状況別でペット葬儀の服装をお伝えします。
移動火葬車を利用したペット葬儀の服装
住んでいるエリアや、状況によってペット霊園などに通えないということがあります。
その場合は、移動火葬車を手配して自宅の駐車場などで火葬をしてくれるサービスを利用します。
移動火葬車の場合は、簡単な葬儀方法がほとんどですから、普段着でも問題ありません。
もちろん、ちゃんと葬儀として成立させたいと言うのであれば、喪服を着るようにしましょう。
霊園や火葬場でのペット葬儀の服装
今は、ペット専用の霊園や火葬場を利用する人が増えています。
また、場所によっては人間の火葬場とペットの火葬場が併設されている場合があります。
そのようなときには、他の参列者もいることが予想されるため、喪服を着るようにしておけば問題ありません。
霊園や火葬場に関して言えば、人間の葬儀と同じような服装やマナーを意識しておくということです。
もし、服装に迷ったのであれば霊園などに問い合わせをしてみると、より安心できるのではないでしょうか。
知人のペットの葬儀に参加するときの服装
そこまで多くはないですが、ごくまれに知人のペット葬儀に参列することがあります。
たとえば、仲の良い知人のペットをいつも可愛がっていた場合などが、それに該当します。
しかし、自分のペットではないからこそ、参列する服装に迷ってしまうものです。
一般的には喪服ではなく黒系の服装が無難と言えます。
当然、明るく派手な服装だったり、革などの素材の服装は縁起がよくないため着ていかないようにしましょう。
ペットの葬儀に行く際に持っていくもの
ペットの葬儀では服装がとても大切になってきますが、それ以外にも持ち物を忘れてはいけません。
数珠
一般の葬儀にからなず必要なものと言えば、数珠ではないでしょうか。
とくに亡くなったペットに手を合わせるのであれば、数珠は準備しておくべきと言えます。
ハンカチ
女性はいつもハンカチを持ち歩いていると思いますが、男性はなかなか持ち歩かない人が多くいます。
ですから、葬儀当日に忘れてしまうことがあります。
葬儀は悲しみのなか行われることが多いため、涙をふくためにもハンカチは必要です。
亡くなったペットの写真
ペットの写真は遺影として立てかけることができます。
ペットが元気だったときに撮った写真や、家族と撮った写真などを立てかけるといいでしょう。
ペット葬儀の流れについて
霊園によってそれぞれですが、ペット葬儀の流れについてお伝えします。
まずは霊園へ行き、受付を済ましておきます。
基本的には飼い主がペットを霊園に持って行くため、時間に余裕をもって移動することをおすすめします。
次に、納棺を行います。
棺は自分で用意することもできますし、霊園が準備している場合もあるため、事前に確認をしておきましょう。
棺のなかには、お花や好きだったおもちゃやおやつを入れます。
ただこちらも霊園によっては対応していない場合もありますので、注意が必要です。
次にお別れの言葉です。
亡くなったペットに、感謝の気持ちを込めましょう。
棺のふたを閉めましたら火葬となります。
最後に収骨を行います。
収骨もプランによってできる、できないがありますので霊園に確認しておきましょう。
ペット葬儀の服装まとめ
ペットの葬儀には、どのような服装で参列すれば良いのかを非常に迷ってしまうものです。
ペットの葬儀の服装に決まりがないため、余計にそう感じてしまうのも無理はありません。
私服で行くべきなのか、喪服で行くべきなのかを迷ったのであれば、参列予定の霊園に問い合わせしてみることをおすすめします。
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