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【保存版】動物から感染する病気一覧と予防策|人獣共通感染症に注意

2025年9月21日

動物から感染する病気一覧と予防策|人獣共通感染症に注意

私たちの生活に欠かせない存在である犬や猫などのペット。癒しを与えてくれる一方で、「動物から人に感染する病気(人獣共通感染症)」のリスクもあります。例えば猫のひっかき傷から感染する「猫ひっかき病」や、犬に関連する「狂犬病」などは有名です。また、野鳥や野生動物を介した感染症もあり、注意が必要です。

本記事では、動物から感染する代表的な病気の種類、感染経路、そして家庭でできる予防策についてわかりやすく解説します。正しい知識を持つことで、動物と安心・安全に暮らしていきましょう。

1.動物から感染する病気(人獣共通感染症)とは?

「人獣共通感染症」とは、動物と人の両方に感染する病気の総称です。世界で200種類以上確認されており、日本でも発生例が報告されています。
特に犬や猫と密接に暮らす家庭では、日常的に注意が必要です。

2.動物から感染する主な病気一覧

犬から感染する病気

  • 狂犬病:発症すれば致死率ほぼ100%の危険な感染症。日本では撲滅されていますが、海外では依然としてリスクが高い。

  • 回虫症:犬の糞便を介して感染。幼児の土いじりなどで感染リスクが高い。

  • レプトスピラ症:河川や水たまりから感染。犬から人へうつることもある。

猫から感染する病気

  • トキソプラズマ症:妊婦が感染すると胎児に悪影響を及ぼす可能性がある。

  • 猫ひっかき病:猫のひっかき傷や咬み傷から感染し、リンパ節が腫れる。

  • 真菌症(皮膚糸状菌症):猫から人にうつり、皮膚に赤い発疹が出る。

鳥や小動物から感染する病気

  • オウム病:鳥のフンや羽からクラミジアに感染。咳や発熱を伴う。

  • げっ歯類由来の感染症:ハムスターなどからサルモネラ症が報告される。

  • 鳥インフルエンザ:養鶏場や野鳥との接触で感染リスクがある。

野生動物から感染する病気

  • ハンタウイルス感染症:野ネズミの排泄物を介して感染。腎障害を引き起こす。

  • 日本紅斑熱:マダニが媒介。高熱や発疹を伴う重症感染症。

  • エボラ出血熱(国外例):アフリカの野生動物から人に感染。致死率が非常に高い。

3.動物から感染する経路とリスク

直接感染するケース

  • 咬傷やひっかき傷からの細菌感染

  • 動物の唾液や血液との接触

間接的に感染するケース

  • 糞尿を介した接触(トイレ掃除・庭遊びなど)

  • ダニや蚊が媒介するケース

  • 汚染された食品や水から感染

4.動物からの感染を防ぐための予防策

家庭でできる予防対策

  • 犬や猫のワクチン接種を欠かさない

  • 定期的な健康診断と寄生虫駆除

  • トイレやケージを清潔に保つ

外出・野外活動での注意点

  • 野生動物にむやみに近づかない

  • ダニや蚊の対策(虫よけ、長袖着用)

  • 河川や水たまりで遊ぶときの感染リスクを意識する

子ども・高齢者・妊婦が注意すべきポイント

  • 免疫力が低い人は特に注意が必要

  • 妊婦はトキソプラズマ症を避けるため、猫のトイレ掃除を控えるのが安心

5.動物から感染が疑われたときの対応

  • 受診すべき診療科は 内科・感染症科・皮膚科

  • 医師には「どの動物と接触したか」「いつ、どのような症状か」を伝える

  • 早期治療により重症化を防げる場合が多い

まとめ|正しい知識で動物との共生を安心・安全に

動物から感染する病気は珍しくありませんが、ほとんどは基本的な衛生管理や予防策で防ぐことができます。

  • 定期的なワクチンや健康チェック

  • 清潔な生活環境

  • 野生動物との不要な接触を避ける

大切なペットと健康的に暮らすために、正しい知識を持ち、安全な共生を心がけましょう。

よくある質問

Q1.動物から感染する病気はペットを飼っていなくてもかかりますか?

はい。野鳥や野生動物、またはその排泄物を介して感染する病気もあります。例えば、野ネズミ由来のハンタウイルスや、野鳥から人にうつる可能性がある鳥インフルエンザなどが代表例です。ペットを飼っていない方も注意が必要です。

Q2.猫を飼っていますが、妊娠中でも一緒に暮らして大丈夫ですか?

基本的には問題ありません。ただし、猫の排泄物から感染する「トキソプラズマ症」には注意が必要です。妊娠中は猫のトイレ掃除を避けたり、手袋を着用するなどの対策が推奨されます。

Q3.動物から感染する病気はどのくらい危険ですか?

病気によって異なります。多くは軽症で済むものの、狂犬病のように致死率が極めて高い病気も存在します。感染症の重症度やリスクを正しく理解し、日常的な予防策を徹底することが大切です。

Q4.ペットからの感染を完全に防ぐことはできますか?

完全にゼロにすることは難しいですが、リスクを大幅に減らすことは可能です。ワクチン接種や定期検診、清潔な飼育環境の維持、そして動物との接触後の手洗いを徹底することで、多くの感染症を予防できます。

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