老犬ホームとは？老犬ホームのメリット・デメリット
2022年10月20日
あまり多くの人に知られていないことですが、老犬の介護をするための施設として、老犬ホームがあります。老犬介護は多くの労力が必要です。このようなサービスを使えば、飼い主の負担を少なくできるでしょう。
今回は老犬ホームについての基本的な情報とともに、利用時のメリット・デメリットを詳しく説明します。老犬ホームに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
老犬ホームとは？
老犬ホームは介護が必要になった老犬を預かる・譲り受けて世話をする施設です。全国にさまざまな施設があり、店舗ごとに用意されているサービスや料金が変わります。
老犬ホームが注目される理由
老犬ホームが注目される理由には、医療技術が向上した影響で、犬が長く生きられるようになったという点が考えられます。また、飼い主も高齢化していることから、思うように愛犬の面倒が見られなくなってしまう事例も多いのです。
老犬ホームのプランと費用相場は？
老犬ホームでは大きく分けて長期利用・短期利用の2つのプランが選択でき、どちらかのみを扱っている施設もあります。
長期利用
長期利用では犬の名義を譲り渡して終身預かりを依頼できます。契約は年50万円程度・終身160万円程度というまとまった費用が必要ですが、長期で老犬を預けるのであれば、終身プランの方がトータルコストを抑えられるでしょう。
短期利用
短期利用では、1日・1週間・1ヶ月などの短い単位で老犬を老犬ホームに預けられます。費用相場は犬のサイズによって変わりますが、1日3,000円〜5,000円程度になるでしょう。ただし、食事補助や投薬など特別な介護が必要になる場合は、別途費用が加算されます。
普段は自分で面倒を見ているけれど、旅行や入院などの理由で一時的に老犬を預かって欲しい時などに便利なサービスだと言えるでしょう。
老犬ホームのサービス内容とは？
老犬ホームでは、次のようなサービスを提供しています。
・散歩
・食事（必要な犬には食事補助）
・排泄（必要な犬には排泄介助・オムツの利用）
・遊び
・日々のお手入れ
その他にも、リハビリやマッサージ・歩行訓練・寝たきり犬には体位交換などのサービスも提供しています。
多くの施設では獣医師やトリマーなどの資格があるスタッフが、24時間体制で老犬の健康を見守っているのです。
老犬ホームのメリット
ここでは、老犬ホームを利用するメリットについて説明しましょう。
飼い主の負担を減らせる
介護が必要になった老犬の世話には多くの労力や精神力が必要です。短期で老犬ホームを利用すれば、飼い主の負担を減らすことができるでしょう。
また、飼い主が高齢または事故や病気で犬の介護ができなくなった場合も、長期的に老犬の面倒を依頼できます。
専門家の管理下で犬を預かってもらえる
犬の介護には特別な知識や技術が必要です。老犬ホームであれば、介護のプロに犬の世話をお願いできるでしょう。短期利用の場合は、スタッフから介護に対するアドバイスをもらうこともできます。
老犬ホームのデメリット
次に、老犬ホームのデメリットについて説明します。メリットとデメリットを比較して利用を検討してください。
犬に不安や寂しさを感じさせる
老犬ホームの代表的なデメリットは、犬が飼い主と離れることで不安・寂しさを感じるという点です。
特に飼い主から離れてすぐは、心穏やかに過ごせない場合もありますが、時間の経過とともに新しい暮らしに慣れてくれるでしょう。
信頼できる施設を探さなくてはいけない
悪質な営業をしている施設に犬を預けてしまうと、非常に悪い環境で犬が暮らすことになります。老犬ホームを探す時には、施設のサービスはもちろん、設備やスタッフを実際に確認する必要があるでしょう。
費用が高額
特に老犬ホームを長期利用する場合には、高額な費用を用意しなくてはいけません。スタッフの質が良く設備が整っているサービスほど、必要な費用も上がります。
まとめ：老犬ホームとは？老犬ホームのメリット・デメリット
いかがでしたか？今回の内容としては、
・老犬ホームには長期利用と短期利用のプランがある
・老犬ホームでは犬が快適かつ健康的に過ごせるサービスが提供される
・老犬ホームに必要な費用は犬のサイズ・プラン・必要な介助によって変わる
・老犬ホームを利用するメリットには飼い主の負担軽減がある
・老犬ホームを使うと犬が寂しさや不安を感じるというデメリットがある
以上の点が重要なポイントでした。老犬ホームを使えば、老犬のお世話を希望の期間依頼することができます。老犬の介護に疲弊しているのなら、老犬ホームの利用も考えてみると良いでしょう。
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