動物の死骸を見つけたらどうする?道路・自宅の敷地・公園など場所別の連絡先と費用、触るときの注意点を解説
2026年11月5日

朝、家の前の道路にカラスが倒れていた。駐車場の隅でタヌキのような動物が死んでいた。通勤中に、道路で轢かれてしまった動物を見かけた。そんなとき、「どこに連絡すればいいの?」「自分で片付けないといけないの?」と困ってしまう方は多いのではないでしょうか。
この記事では、飼い主のいない動物の火葬と供養にも長く取り組んできた東京・大田区の大森ペット霊堂が、動物の死骸を見つけたときの連絡先を場所ごとにまとめ、費用や触るときの注意点、車で動物とぶつかったときの対応までをご紹介いたします。野良猫の場合については、野良猫が死んでいたらどうする?で詳しくご紹介しています。
まず覚えておきたいこと
- 動物の死骸には、むやみに素手で触らない
- 車通りの多い道路では、自分で車道に入らない
- 飼い主のいない動物の引き取りは、東京23区では無料の区が多い
- 連絡先は「見つけた場所」で変わる
場所別の連絡先
| 見つけた場所 | 主な連絡先 | 費用(大田区の例) |
|---|---|---|
| 国道・都道・区道などの道路 | 道路緊急ダイヤル「#9910」、または道路の管理者 | 無料 |
| 自宅の敷地・私道・駐車場 | 区の清掃事務所 | 無料 |
| 公園 | 公園の管理事務所、または区役所 | 無料 |
| 駅・商業施設など | 施設の管理者 | ― |
| マンションの共用部分 | 管理会社・管理組合 | ― |
大田区では、飼い主のいない動物の死骸を、見つけた場所に応じて区や国などが無料で引き取っています(大田区ホームページ「飼い主不明の動物死体を発見したとき」)。担当の窓口や受付時間は区によって異なるため、お住まいの区のホームページで「動物の死体」と検索するか、区役所に問い合わせてください。
道路で見つけたとき

道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡する
道路で動物の死骸を見つけたら、「道路緊急ダイヤル(#9910)」に電話するのが便利です。国土交通省が設けている窓口で、24時間・通話料無料でつながります。国道・都道・区道のどれか分からなくても、伝えた場所をもとに担当の道路管理者へつないでもらえます。
連絡するときは、次のことを伝えるとスムーズです。
- 見つけた場所(住所、道路名、近くの建物や交差点、上り・下りなど)
- 動物の種類と大きさ(猫くらい、カラス、タヌキのような動物など)
- 車道の上か、歩道や路肩か
首輪をしていたら
首輪をしている場合は、飼い主さんが探している可能性があります。首輪の特徴や見つけた場所、時間を伝えておくと、問い合わせがあったときに役立ちます。
自宅の敷地や駐車場で見つけたとき

私有地で見つかった場合は、基本的にその土地の持ち主や管理者が対応することになります。ただし、飼い主のいない動物であれば、区の清掃事務所が引き取ってくれます。大田区の場合、私道・私有地の受付は年末年始を除く月曜日から土曜日の8時30分から16時までで、引き渡すときは袋や段ボールに入れて用意しておくよう案内されています。
カラスやハトなどの野鳥がたくさん死んでいたら
同じ場所で野鳥が何羽も死んでいるような場合は、鳥インフルエンザなどの可能性もあるため、触らずに区役所や東京都の窓口に相談してください。1羽だけの場合は、ほかの動物と同じように区の清掃事務所に連絡すれば大丈夫です。
動物の種類ごとのポイント
- 猫・犬:首輪やマイクロチップがある場合は、飼い主さんが探しているかもしれません。区に連絡するときに、首輪の特徴も伝えましょう。
- カラス・ハトなどの野鳥:1羽だけなら区や道路の管理者へ。同じ場所でたくさん死んでいる場合は、触らずに相談を。
- タヌキ・ハクビシン・アライグマなど:都内の住宅街でも見かけることがある野生動物です。かみつかれたり、ダニがついていたりすることがあるため、絶対に素手で触らないでください。まだ生きている場合も、近づかずに区役所へ相談しましょう。
- ネズミ・ヘビなど小さな動物:小さくても素手では触らず、手袋をして箱に移し、区に相談しましょう。
車で動物とぶつかってしまったら
運転中に動物とぶつかってしまったときは、次の順番で対応しましょう。
- ハザードランプをつけ、安全な場所に車を止める
- 後続車に注意しながら、車道には出ないようにする
- 道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡し、動物がいる場所を伝える
- 首輪をした犬や猫など、飼われている動物の可能性がある場合や、車が壊れた場合は、警察(110番)にも連絡する
まだ息がある場合は、近くの動物病院に相談してください。
どうしても移す必要があるとき

引き取りを待つあいだ、通行の妨げになるなど、どうしても動かす必要があるときは、次のように準備してください。動物の体には、ノミやダニ、細菌などがついていることがあります。
- 使い捨てのゴム手袋(2枚重ねがおすすめ)とマスクをつける
- 新聞紙やタオルで包むようにして持ち上げる
- 段ボール箱や丈夫な袋に入れ、直射日光の当たらない場所に置く
- 使った手袋は袋に入れて口を縛り、手と腕を石けんでよく洗う
見つけた場所は、消毒用アルコールや薄めた塩素系漂白剤で拭いておくと安心です。
火葬して見送りたいとき

区の引き取りでは、ほかの動物と一緒に処理されます。「せめてきちんと見送ってあげたい」と思われた方は、ペット霊園に相談する方法もあります。
大森ペット霊堂では、野良猫など、交通事故で亡くなった動物など、身寄りのない動物を「ボランティア葬」として無償で火葬し、霊堂1階の合同墓地に納めています。原則として施設までお連れいただいていますので、お越しになる前にお電話(0120-176-594)でご連絡ください。活動については社会貢献のページでもご紹介しています。
飼っていたペットが亡くなったときは
ご自宅で飼っていたペットが亡くなった場合は、ペット霊園での火葬か、区の有料の引き取り(大田区では25kg未満1体3,100円)を選ぶことになります。安置の方法や火葬までの流れはペットを亡くしたら、料金はご料金ページをご覧ください。
犬が亡くなったときの届出
飼い犬が亡くなったときは、30日以内に、お住まいの区市町村に死亡の届出をする必要があります。マイクロチップを登録している犬や猫は、指定登録機関への届出も必要です。
やってはいけないこと
- 素手で触る
- 車通りの多い車道に入って移動させる
- 自分の土地ではない場所に埋める
- 川や側溝に流す
- 敷地内で燃やす
よくある質問
動物の死骸の引き取りにお金はかかりますか?
東京23区では、飼い主のいない動物であれば、区などが無料で引き取ってくれます(大田区の例)。飼っていたペットの場合は有料です。
夜中に道路で見つけたらどうすればいいですか?
道路緊急ダイヤル(#9910)は24時間つながります。自宅の敷地内で見つけた場合は、手袋をして箱に移し、翌日の受付時間に区へ連絡しましょう。
小さな鳥やネズミでも連絡したほうがいいですか?
道路や公共の場所であれば、大きさに関係なく管理者に連絡してかまいません。自宅の敷地内の場合も、区の清掃事務所に相談しましょう。
まとめ
- 道路で見つけたら、道路緊急ダイヤル「#9910」へ(24時間・無料)
- 自宅の敷地や私道は区の清掃事務所へ。飼い主のいない動物の引き取りは無料の区が多い
- 公園や施設、マンションでは、それぞれの管理者へ
- 触るときは手袋とマスク。終わったら手洗いと消毒を
- 見送ってあげたいときは、ペット霊園に相談する方法も
動物の死骸を見つけて困ったときは、大森ペット霊堂へもお気軽にご相談ください。
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