ペットのお骨を分骨してもいいの?
2020年3月10日
大森ペット霊堂の吉津です。
ご家族の方からペットの分骨について相談をいただくことが多く、
その中でも、分骨をするとペットが成仏できないのではないか、
良くないことが続くと聞いた、天国で五体不満足で過ごさなくてはならないのではないか、
と心配される方がいらっしゃいます。
近年では人間の分骨も増えてきていますが、
まだまだ分骨について不安に思う方がいらっしゃるようです。
ペットのお骨を分骨する理由は
-
・家族が離ればなれのため、それぞれの自宅にお骨を持ち帰るために分骨をする
・納骨や散骨をする際に、一部のお骨を手元に置いておくために分骨をする
・お骨は家にあるが、肌身離さず身につけていたい
など、人それぞれです。
人間の場合は、火葬場で分骨をする場合は分骨用の火葬証明書が必要となり、
納骨後に分骨をする場合は分骨証明書が必要となります。
これは、再度納骨をする場合に、その人のお骨だと証明するために必要となります。
ただ、ペットの場合は証明書は必要ありません。
では実際、どのくらいの方が分骨をするのでしょうか。
大森ペット霊堂では、返骨可能な個別の葬儀を行う方の約4割から5割の方が分骨をします。
お骨上げをするときに分骨をする方もいますが、後日納骨をするときに分骨をする方も多くいらっしゃいます。
宗教上や言い伝えよりも、大切なのは飼い主様の気持ちです。
ペットのお骨を傍に置き、飼い主様も気持ちが落ち着くのであればペットもそれが一番喜ぶことではないでしょうか。
私自身も、ペットのお骨を分骨しています。
ペットのお骨は実家にありますが、傍にいないなんて考えられなかった私に、
分骨という方法があると教えてくれたのは霊園のスタッフでした。
スタッフに言われるまま、小さな木箱に少しずつペットのお骨を入れてもらい、
抱きしめながら家に帰ったことを今でも鮮明に覚えています。
あの時、霊園のスタッフに教えてもらわなければ、離ればなれのまま、今も立ち直ることができなかったかもしれません。
分骨したいけれどどうしても心配な方には、再生する場所の歯や爪のお骨を分骨されるのがよいと思います。
大森ペット霊堂では、ペットの火葬を行うだけではありません。
火葬後のペットのお骨の相談なども受け付けております。
もちろん、他のペット霊園で火葬をした子でも、合同納骨や個別納骨、分骨や粉骨、法要などの供養も承っています。
どんな小さなことでもご相談ください。
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