ペット葬儀は虹の橋への道しるべ
2017年12月28日
こんにちは。
先日『虹の橋』のお話を書かせていただきましたが、
このお話には、2部と3部もあるんです。
今日は、そのお話をさせていただこうと思います。
【第2部】虹の橋にて
動物たちの中には、様子の違う子もいます。打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されることのなかった子たちです。仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かと再会し、橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。この子たちには、特別な誰かなどいないのです。
地上にいる間、そんな人は現れなかったのです。
でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、誰かが立っているのに気づきます。
その人は、そこに繰り広げられる再会を、うらやましげに眺めているのです。
生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。
そしてまた彼も、打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかったのです。
ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。
そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、そこに奇跡が生まれるのです。
そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
地上では巡り会うことができなかった、特別な誰かと、その愛する友として。
今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。
彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。
【第3部】虹の橋の雨降り地区
幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰か、特別な誰かの流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、仲間と戯れ、
遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。
でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、出て行かない子達もいるのです。
地上に残して来てしまった、特別な誰かがずっと悲しんでいるので、とてもじゃないけれど、
みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かと同じ辛い想いをして、同じ悲しみに凍えているのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、あなたの心から永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰か達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、「虹の橋」を創り上げているのです。
ですからどうか、別れの悲しみにだけとらわれないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、あなたに伝えにやって来たのです。
命の儚さと愛しさを・・・
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを・・・
その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。
思い出してください。
動物達が残して行ってくれた、形にも言葉にもできない様々な宝物を。
それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、心から愛しい彼らの姿が見えるはずです。
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