ペットの遺骨にカビが生えた?
2020年6月26日
「遺骨からカビが生える事はありますか?」
飼い主様からそんな質問をお受けする事がございます。ペット火葬後も、ご自宅に長い間ずっとそばに居てほしい。
ですが、お骨にカビが生えてしまったというお話を聴いたことがある。遺骨の管理の仕方がわからず心配。どうしたらいいんだろう。そんなお気持ちのご家族様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ペット火葬をしても、その後の供養の方法を教えてくれない。そんなペット火葬業者もあると耳にしたことがあります。家族のお気持ちは尽きぬことと感じます。
実際に大切なペットのご遺骨にカビが生えてしまう。そんなことは起こりえるのでしょうか。
目次
ペットの遺骨にカビは生えない??
実は、私はカビが生えてしまったご遺骨を、実際に目にした事がありません。カビが生える条件として、水分、
その他では、カビと見間違えてしまう場合がございます。ペット火葬からお日にちも過ぎ、お気持ちも落ち着いてきた頃骨つぼの蓋を開けてみたら、茶色や緑色などの色の付着が見られたり綿のように見えるものが付着したという事がございます。
これはペットちゃんの遺骨にカビが生えてしまったのでしょうか。
実は、お骨は皆様が想像するほど真っ白ではありません。白い部分がほとんどですが、茶色や緑色など付着している事がございます。これは病気などではなく健康な子にも見られる正常な事です。
お色がつく理由として骨の中を流れる髄液(骨髄)
そしてこの遺骨をカビだと見間違える方も多いようです。
ペットの遺骨を自宅で保管する場合の注意点は?
ペットのご火葬後、遺骨をご自宅に連れて帰り「手元供養」をお考えの飼い主様も多くいらっしゃる事と思います。ペットの遺骨をお連れ帰り頂いた後ご自宅でのご安置、保管方法について注意する事はあるのでしょうか。
今まで説明してきたようにペットのお骨にカビが生えてしまうという事は、あまり見受けられないことなので自宅でのご安置や保管は神経質になる事はないでしょう。
ただし、お風呂場やキッチンの近くといった水まわりなどの湿度の高い環境下で長時間保管した場合、結露が発生し稀にカビが発生する事があるようです。
その為ご自宅でのご安置や保管場所は、風通しが良く湿度の低いお部屋が良いでしょう。
もし、どうしてもご心配であれば時々骨つぼの蓋を開けて、空気がこもらないように空気の入れ替えをして頂き、湿度が高くならないようにして頂いたり骨つぼの蓋の縁がシリコン製になっている骨つぼをご用意いただき、カビの栄養分となる物が混入しないように、完全に密封した状態にして頂いたり、骨つぼの中に除湿剤を忍ばせて頂いたりすると良いと思います。
定期的にペットの遺骨の入る骨つぼカバーを取り替えてあげましょう
通常、ペットの遺骨をご自宅で保管する場合、骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)といった袋で骨つぼを包む事がほとんどです。大森ペット霊堂でも、ペットの個別火葬後ご家族様にお骨を引き渡しさせて頂く時には必ず骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)で包んだ状態でお渡しさせて頂いております。
ペットちゃんのご遺骨にカビが生える等の汚れが付着する前に、まずこの骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)に先に汚れが付着する事がほとんどです。骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)についた汚れは、カバーの表面の溝に汚れが溜まってしまったりして、拭いてもなかなか落ちなかったり汚れを落とそうとして強くこすったら先にカバーが傷んでしまったりときれいに落とすのが難しいものです。
骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)は定期的に取り替えて頂き、骨つぼのお着替え(衣替え)をして骨つぼを清潔に保って頂くのが良いかも知れません。
大森ペット霊堂では、ペットのご葬儀・ご火葬のご予約だけでなく仏具のみの販売も行っておりますので、骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)のみのご購入も可能でございます。
カビのこともそうですが、ペットの遺骨を守るカバーも変えることも同時にお勧め致します。
- 「骨つぼカバーの汚れが気になってきたな。」
- 「骨つぼカバーのみの交換ってできるのかな。」
そう感じましたら遠慮なく大森ペット霊堂までお問い合わせ下さい。様々な種類の色がある骨つぼカバー(覆い袋・骨袋)を取り揃えております。
大森ペット霊堂の納骨堂でペット遺骨をお預かりすることができます
ペットちゃんの遺骨をご自宅で長時間ご安置、保管する事がどうしても不安。そのような時は大森ペット霊堂内の納骨堂でお預かりをさせて頂く事も可能でございます。個別にご納骨できますので、大切なペットちゃんのお骨をずっと残す事ができ、各々のご家族様の個人のスペースを確保できます。事前に納骨堂の施設内見学も可能でございますので、お気持ちが固まってからお預け頂く事ができます。
お困りの時はおひとりで悩まず、どうぞご安心頂いてお任せ下さい。私達はペットの遺骨の管理を含め皆様のお力添えをさせていただいております。
大切なペットのことでお悩み頂いている事がございましたら、ご遠慮なくの荒井までご相談下さい。
スタッフ 荒井
最新記事 by 大森ペット霊堂 (全て見る)
- 愛する存在との永遠の絆「ペットの遺骨」の供養と手入れ方法 - 2024年9月20日
- ポメラニアンが亡くなった時の最期の方法 ~愛する家族へのお別れ~ - 2024年9月20日
- スコティッシュフォールドが死んだ〜彼らへの最後の想い〜 - 2024年9月19日