ペットの埋葬は庭でもいい?法律・注意点や最善の供養方法について
2021年1月20日
大切なペットの子が亡くなったときの、供養する方法をご存知ですか?少し前までは自宅の庭などにペットのご遺体を埋葬する方法が多くとられていました。しかし、最近では、ペット霊園での火葬プランなども充実してきていて、選択肢が多く迷われることも増えてきたのではないと思います。
「家の庭に埋葬するのは、法律的に大丈夫なのか?」「ペットを埋葬するとトラブルになったと聞いたことがある」などペットを埋葬することに不安や疑問が残りますよね。
庭に埋葬する際の法律や注意点がわかっていると、思わぬトラブルを防ぐことができます。また、庭への埋葬以外の方法も知っておくと、ペットの子を供養する最善の方法を比較検討することができますよ。
目次
ペットを庭に埋葬するのは問題ない?
楽しい時間を一緒に過ごしたペットですから、ご自宅の庭などなるべく飼い主様の近くに埋葬してあげたい気持ちになる方もいらっしゃるかと思います。法律からみると、庭への埋葬は問題ないことなのでしょうか?運気を左右する人気の風水にも、ペットの埋葬は影響することもあるようです。
亡くなったペットの法律的扱いとは
ペットのご遺体は、廃棄物処理法という法律で「廃棄物」と定義されています。そのため、ペットを埋葬する際は、不法投棄にならないよう注意しなければなりません。「大切なペットの子が廃棄物だなんて」と悲しく思う方もいらっしゃるでしょう。しっかりとした方法でペットの子を大切に見送り、供養してあげたいですね。
法律上埋めて良い場所とは?
自宅の庭にペットを埋葬する場合、持ち家か借家で埋葬して良いかが変わります。持ち家の場合は、埋葬しても問題はありません。しかし、その場合も、埋葬して近所の方に迷惑がかかった場合は、民法により損害賠償を請求されることもあります。
借家の場合は、その家を管理している方に申し出ないと不法投棄になってしまいます。ご自宅の庭以外の他人の土地・公園・空き地などに埋葬するのも法律違反となり、罰則の対象になります。
ペットの埋葬は風水上良くない?
風水的にはペットのご遺体を庭に埋葬すると、死の気=陰の気を家にいれることになると考えられています。死の気と同居するのはよくはなく、日常生活は分けるべきという考えです。気にされる方は庭への埋葬ではなく、ペット霊園などでの供養をした方が不安が減るでしょう。
ペットを庭に埋葬して起こるトラブルとは
ご自身が所有する家の庭に埋葬するのは法律上問題ありません。しかし、思わぬトラブルに発展することもあるので注意が必要です。
近隣住民とのトラブル
ペットを庭に埋葬して、1番多いのが近隣住民とのトラブルです。臭いが発生してしまったり、虫が発生したり、周辺の河川や土地が汚染されてしまう可能性があります。そのことで近隣に住む方と揉めてしまう事例があります。
また、動物が近くに埋まっているということを快く思わない方もいます。ペットの子に良かれと思ってしたことが、トラブルになったら悲しい気持ちになりますよね。
野生動物に注意
野生動物は、臭いにとても敏感です。そのため庭に埋葬後、ご遺体の臭いが漏れて野生動物に掘り起こされてしまう可能性があります。カラスやキツネ、タヌキなどの野生動物が家の近くにいる場合、庭に埋葬するのは要注意です。
不動産関係のトラブル
「持ち家だから大丈夫」と思ってペットを庭に埋葬しても、なんらかの事情で引っ越したり人に貸すことがあります。ご遺体が土に還るまでは、ペットの子の大きさや種類によりますが、数年単位でかかります。
ペットが埋葬されていることを伝えると、土地や家の売買ができなくなったりします。ペットが埋葬されているのを知らせておらず、その後の家の持ち主が掘り起こした際にご遺骨などがでてきてはトラブルになってしまう可能性もあるのです。
ペットをしっかりと供養するには?
ペットの子のことを想って庭に埋葬しても、トラブルが起こってしまうと後悔したり悲しい気持ちになったりする可能性もあります。トラブルをなるべく避けるための最善の供養方法とはどんなものでしょうか。
庭に埋葬する場合の注意点
臭いを抑えたり、野生動物などに掘り起こされないよう、1〜2m程の深さの穴を掘ります。南西と北東は鬼門と裏鬼門と言われているので、避けましょう。土に還すときは、ご遺体を土に還る袋に入れましょう。また、ペット霊園などで火葬してもらい、ご遺骨になってから埋葬すると臭いなども気にならないです。
ペット霊園で供養する方法も
ペット霊園では、ペットの火葬や葬儀を丁寧に行なってもらえます。個別火葬や合同火葬やオプションプランまでたくさんのプランからご自身やペットの子に合わせた方法を選べます。火葬後の納骨や法要などの供養まで一貫して行っているペット霊園が多いです。
時間がなくてペット霊園の利用は難しそうと考えている方でも、ペット霊園のスタッフが迎えに来てくれたり、スタッフに収骨をお願いして時間を短縮できるプランがあります。供養もお参りに行けない方のために、永代供養などの方法もありますので、ペットの子が安心して眠ることができます。
まとめ
たくさんの楽しい思い出と癒しをくれたペットの子たちを最善の方法で供養したいですよね。ペット霊園等で火葬するか、自宅の庭に埋葬しようか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
法律上、ペットが亡くなると廃棄物という定義になります。持ち家の土地以外に埋めると、不法投棄になってしまうので注意が必要です。風水の考え方からも、死の気を家にいれたくないとのことで避ける方もいらっしゃいます。
愛するペットを庭に埋葬した後、できることならトラブルを発生させたくはないですよね。そのような埋葬のトラブルが多いため、多くの方が安心してペットとの最期を迎えられるペット霊園での火葬を選ばれています。
火葬から納骨、供養まで一貫して行うことができます。時間がない方でも、最善の供養方法を提案してもらえますので、埋葬か火葬かで迷っている方はまずは相談してみることをおすすめいたします。
大森ペット霊堂では、後悔しないためのペット葬儀・火葬についてのご相談をお受けしております。少しでも皆様のお役に立てればと思っております。ご不安なことなどございましたらお気軽にご相談くださいませ。
ご相談はこちら→大森ペット霊堂HP
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