犬や猫などのペット葬儀でのお通夜の過ごし方
2019年11月8日
大切なペットが亡くなってしまった際、人の葬儀のようにお通夜はやるべきか迷う方もいるのではないでしょうか。
ペット葬儀の場合、お通夜の有無は依頼するペット葬儀業者によって異なります。ペットのお通夜はどのように行われるのでしょうか。今回は、ペット葬儀でのお通夜について見ていきましょう。
目次
犬や猫などのペット葬儀のお通夜
結論からお伝えするとお通夜自体は、ペット葬儀を行うご家族の意向によって異なります。ペット葬儀の場合、必ずお通夜を行うということではありませんので、ご家族でよく相談しておきましょう。
もしお通夜を行う場合にはご家族や友人、ペット仲間と一緒に弔ってあげましょう。お通夜の流れは、人のお通夜と変わりなく、執り行われます。いままで過ごしてきたペットとの別れを惜しむ大切なひと時の過ごし方として、お通夜を行うこともひとつの手です。
ペットのお通夜の流れ
ペットのお通夜には、ご自宅で行う方法とペット霊堂で行う方法の2パターンがあります。次の手順は、ご自宅で行うお通夜の流れをまとめました。
安置
動物病院またはご自宅で亡くなられたら、ペットの体をタオルやガーゼなどで優しく拭き取ってあげます。
ペットの種類によって、安置方法は異なりますので、詳しくは各動物たちの「安置方法」をご確認ください。
風通しがいい、湿度・温度の低い部屋の平らな場所で眠れる場所を用意してあげましょう。保冷剤はタオなどでくるむことで、溶け出したときにつく水滴でペットちゃんの体をぬらさないようにできます。
祭壇・納棺の準備
生前ペットちゃんが好きだったものを棺の中に入れてあげましょう。お供え物として、仏花やローソク、線香、お水などがあります。写真立てには、お気に入りの写真を飾りましょう。眠っている体の下には、ペットシーツやタオルを敷いてあげてください。
準備が整ったら、棺のなかにペットちゃんを移動させ、バスタオルやシーツなどを体にかけてあげます。
最期を共に過ごす
人のお通夜と同じく一夜を共に過ごし、ご自身が納得するお別れをオススメします。ペットちゃんとご家族が過ごせる最期の時間、「ありがとう」や「大好き」という気持ちをペットちゃんに伝えてくださいね。
ペット葬儀業者のお迎え
依頼するペット葬儀業者によっては、ご自宅から火葬場まで車でお迎えに来てくれます。大森ペット霊堂の場合、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県へお迎えに伺います。また、ご家族の手で霊堂へ持ち込んでいただくことも可能ですので、その際はお電話でご連絡ください。
犬と暮らす飼い主さんへ
飼い主として最後の責務に、死亡届の提出があります。ご自身のワンちゃんを登録している自治体へ、必ず提出しましょう。詳しくは、「【完全保存版】犬の火葬を依頼するときにチェックしておきたい9つのポイント」をご覧ください。
ペット忌引き休暇を実践する企業が出現!
ペットのお通夜・葬儀を考えたときに、仕事との兼ね合いを気にする人は多いでしょう。そんな中、近年ペットを人の家族と同じように捉え、ペットが亡くなった場合に忌引き休暇を導入する企業が出てきました(1)。働く社員にペットを飼っている人がいれば申請書を提出することで、ペットに関する事情を汲んで、社員が休みやすい環境づくりを行っています。いままで「ペットのことで休んでいいのかな」と思っていた社員もこの制度で、「悔いのないお見送りができた」という声を聞けました。
まだまだ実践している企業は少ない現状ではありますが、ペットブームによって人とペットとの生活が当たり前になってきたからこそ、今後徐々に増えていくニーズかと思います。
ペットのお通夜・葬儀についてのご相談
参考先:
(1) 厚生労働省,日本ヒルズ・コルゲート株式会社, ペット忌引き休暇, https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/dl/oroshiuri02.pdf
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